男性の家事・育児関する調査(結婚して子供のいる男女対象) 

2018年10月19日

出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う『出前総研』は、10月19日のイクメンの日にちなみ男性の家事・育児関する調査を行いましたので、その結果を報告いたします。

調査結果サマリ


1. 家事・育児の頻度

男性は家事・育児の頻度で「毎日」と回答したのは男性の40.2%だったのに対して、女性は93.3%でした。

一方で、男性の25.4%が「休日のみ」、15.6%が「気が向いた時」に家事・育児に参加していると回答しており、まだまだ男性の育児・家事参加は女性と比べて少ないようです。
2017年12月に出前総研が行った調査によると、結婚して子供のいる女性が普段行っている家事で「負担に感じている家事」は、1位が「掃除(60.9%)」、2位は「料理(47.9%)」、3位は「食器洗い(46.0%)」でした。また、「時短したい家事」では、1位が「料理(60.9%)」で、負担に感じている家事の回答率を10ポイント以上上回っており、食事まわりの家事に関して負担を感じていることが見受けられます。

2. 子どもいる女性の出前の利用頻度

月に1回以上出前を利用する割合

● 既婚・子あり女性:76.1%
● 既婚・子なし女性:85.8%
● 独身女性:85.8%

結婚して子供のいる女性の60%が料理を「時短したい」と考えていますが、料理の代行となる出前の利用の頻度を調べると独身女性や結婚していて子供のいない女性に比べて10ポイント近く低いことが分かりました。

調査結果詳細


 結婚して子供のいる男女を対象に普段の育児や家事の参加頻度を聞いたところ、「毎日」と回答したのは男性の40.2%だったのに対して、女性は93.3%でした。一方で、男性の25.4%が「休日のみ」、15.6%が「気が向いた時」に家事・育児に参加していると回答しており、まだまだ男性の育児・家事参加は女性と比べて少ないようです。

 総務省が5年ごとに実施している社会生活基本調査によると、6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事関連の時間では、男性が家事・育児にかかわる時間が1日平均1時間5分(うち、育児が48分)だったのに対し、女性は6時間48分(うち、育児が3時間42分)と男性の約6倍でした。

 共働き家庭では男性が家事・育児にかかわる時間は1時間7分(うち、育児が47分)、女性は5時間27分(うち、育児が2時間47分)。専業主婦の家庭では、男性が54分(うち、育児が44分)だったのに対して、女性は8時間38分(うち、育児が4時間56分)と差は9倍にもなりました。女性の社会進出が進む中でも、男性の育児・家事参加時間は非常に短く、特に家事を行っていないことがわかります。

 出前総研が行った家事と育児の両立に関する質問でも、子供のいる男性の60.9%は「どちらかというと仕事を優先している」と回答していることもこういった社会背景を裏付ける結果となっています。

 2017年12月に出前総研が行った調査によると、結婚して子供のいる女性が普段行っている家事で「負担に感じている家事」は、1位が「掃除(60.9%)」、2位は「料理(47.9%)」、3位は「食器洗い(46.0%)」でした。また、「時短したい家事」では、1位が「料理(60.9%)」で、負担に感じている家事の回答率を10ポイント以上上回っていました。

 このように結婚して子供のいる女性の60%が料理を「時短したい」と考えていますが、料理の代行となる出前の利用の頻度を調べると独身女性や結婚していて子供のいない女性に比べて低いことが分かりました。結婚して子供のいる女性は、出前の利用を「月に1回以上」する割合が結婚して子供のいない女性や独身女性と比較して10ポイント低いうえ、「半年に1回程度」との回答割合が最も高く、他の属性の女性よりも出前の利用が少ないという結果が出ています。

 今年の3月に出前館が行った出前メニューの試食会で子どものいる女性に対して出前の利用について聞いた際は、「手作りをしない後ろめたさは感じるため、お父さんのいない時に出前を利用する(45歳/会社員)」や「専業主婦だから手作りをしなくては、と思って出前は普段あまり利用しない(34歳/専業主婦)」などといった意見があり、子供のいる家庭の女性は「手抜き」しているという後ろめたさから出前の利用が少なくなる傾向にあるのかもしれません。

調査概要


男性の育児に関する調査
■調査期間:2018年9月29日~10月8日
■調査対象:結婚して子供のいる男女 633名(男性=276名/女性=357名)

普段負担を感じる家事について(女性の出前利用に関する調査より)
■調査期間:2017年12月16日~22日
■調査対象:女性の出前館利用者 625名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[夢の街創造委員会]
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