「女性管理職採用」実態調査(転職コンサルタント対象) 

2019年03月28日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「女性管理職採用の実態」についてアンケートを行ない、118名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 4割の転職コンサルタントが「女性管理職の採用は増えている」と回答。理由は「多様な人材による組織の活性化」。
  • 女性管理職の採用数が増加傾向にある企業タイプは「外資系」、業種は「流通・小売・サービス」。
  • 女性管理職の採用で企業の需要が高いのは「40代前半」。「女性活躍のロールモデル」を期待。
  • 4割の転職コンサルタントが「女性管理職の転職希望者は増えている」と回答。

調査結果詳細


1:4割の転職コンサルタントが「女性管理職の採用は増えている」と回答。理由は「多様な人材による組織の活性化」。

転職コンサルタントに「女性管理職の採用は増えていますか?」と伺うと、39%が「増えている」と回答。「減っている」(3%)を大きく上回りました。理由を伺うと、トップは「多様な人材を迎え入れ競争や活性化を促すため(ダイバーシティ・マネジメント) 」(46%)。次いで、同率で「“2020年30%“を意識した採用が増えているため」(35%)、「女性社員の増加に伴いニーズが向上しているため」(35%)が続きます。時代の風潮や政策が、企業を動かしているようです。

2:女性管理職の採用数が増加傾向にある企業タイプは「外資系」、業種は「流通・小売・サービス」。

女性管理職の採用が多い企業の特徴を伺うと、企業タイプのトップは「外資系企業」(63%)でした。「性別関係なく評価するため。女性の方が優秀と認識している企業もある」、「外資系企業は、本国でも女性管理職の登用をしており、女性を管理職にすることに抵抗がないため」という声が寄せられました。

業種は「流通・小売・サービス」(43%)が最多でした。「流通・小売・サービス業界は女性の社員が多く、必然的に女性を管理職に登用していく必要がある」、「女性ならではのきめ細やかな気づきが重宝され、昇進するパターンが多く見受けられる」という声が理由として挙がりました。

3:女性管理職の採用で企業の需要が高いのは「40代前半」。「女性活躍のロールモデル」を期待。

女性管理職の採用で、特に需要が高い年齢層は「40代前半(40才~44才)」(70%)が最多でした。「係長から課長クラスの募集が多いため」、「50歳前後の女性管理職は社内登用が多く、外部採用においては、それよりも少し下回る年齢の採用が多い」などが理由でした。

「企業が女性管理職に期待することは何ですか?」と伺うと、「女性活躍のロールモデルとなること」(56%)が最多。次いで、「女性社員など多様な人材のマネジメント」(50%)、「他とは異なる視点や価値観からのアイデア・意見」(40%)が続きます。

4:女性管理職の採用で企業の需要が高いのは、「40代前半」。「女性活躍のロールモデル」を期待。

「女性管理職の転職希望者は増えていますか?」と伺うと、「増えている」が44%でした。女性管理職の転職理由を伺うと、「ライフステージの変化に応じて働き方を見直したい」(48%)が最多。また、「仕事の領域を広げたい」(45%)、「報酬をあげたい」(39%)、「専門スキルや知識を発揮したい」(38%)など自身のキャリアアップを見越した転職理由も上位に挙がりました。

調査概要


■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:118名
■調査期間:2019年3月6日 ~ 3月18日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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