イッキ飲みに関する実態調査(月に1回以上飲酒する20~50代男女対象) 

2019年11月28日

キリンホールディングスは、月に1回以上飲酒する全国の20~50代の男女500名を対象に「イッキ飲みに関する実態調査」を行いました。

調査結果トピックス


  • これからの時期に注意‼️飲みすぎが原因で後悔した飲み会ランキング1位は「忘年会」(34.6%)
  • スピード飲酒は時代遅れ⁉️イッキ飲みの現場を見たことがある人は6割、年代別にも差が。
  • 2~3人に1人がイッキ飲みを求められた経験アリ。上下関係や空気を読んで8割が断れず。
  • 周りは冷ややかな目、イッキ飲みをしている姿を見て“ドン引き“が8割。
    恋愛対象の相手がイッキ飲みしていたら「かっこ悪い」と感じる人は9割超えという結果も。
  • 2人に1人がイッキ飲みの強要が罪になることを「知らない」という衝撃の事実が判明。

調査結果


■飲みすぎ、イッキ飲みで後悔した飲み会1位は「忘年会」

11月下旬に差し掛かり、これから忘年会や新年会などお酒を飲む機会が増えてくる時期になりました。そこで今回飲みすぎ、イッキ飲みが原因で後悔した飲み会を聞いたところ、「忘年会」と回答した方が34.6%となり、2位の「歓迎会」、3位の「懇親会」と回答した方よりも約2倍以上差がつく結果となりました。

また、「忘年会で後悔した経験がある」と回答した方に具体的なエピソードを聞いてみたところ、電車で寝過ごしてしまったり、物を無くしてしまうなどお酒で失敗しがちなものから、救急車で搬送させてしまったという危険なものまでさまざまなエピソードが集まりました。

▼忘年会失敗エピソード
・「飲みすぎて、電車を乗り過ごしタクシーで2万円かけて帰ったこと。」(東京都・31歳女性)
・「救急車で搬送させてしまった方を出してしまったので、場がしらけても止めるべきだったと後悔した」(福島県・53歳男性)
・「イッキ飲みしすぎて忘年会の記憶がなくて感想を聞かれても答えられなかった。」(栃木県・49歳男性)
・「飲みすぎた後、始発に乗ったにも関わらず、眠り込んでしまい、何度か電車往復したらしく、地元の駅についたのが8時だった。そして携帯電話を紛失した。」(東京都・28歳女性)
・「大皿で飲んでいたら、酔って顔面から全身に酒を浴びてびしょ濡れになった。しかもその状態で電車で帰宅したので家では白い目で見られた。次の日は案の定、酒臭くて会社で怒られた」(福岡県・51歳男性)
・「お会計がすごいことになった。」(埼玉県・41歳女性)
・「トイレに行って立てなくなり便器にしがみついていた」(愛知県・58歳男性)

■スピード飲酒は時代遅れ 一気飲みの現場をみたことがある人は6割、年代別にも差が。

イッキ飲みは命に関わる危険な飲酒行為です。
場合によっては死を招くこともあり、いわばイッキ飲みをすることは自殺行為に等しい程の危険行為です。
こういった危険な飲酒現場を見たことがあるかを調査してみました。すると、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は62.4%と、半数以上の人が飲み会でイッキ飲みの現場に遭遇した経験があることが判明しました。性別・年代別で比較してみると、女性はほぼ世代間の差は見られないのに対し、男性は30〜50代が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人が過半数以上いるのに対し、20代は50%以下という結果になり、さらに一度もみたことがない人が、この世代間で約2倍ほど差があることが明らかとなりました。この結果から、若い世代ほどイッキ飲みといった無茶な飲み方をしない傾向があることが読み取れ、命を脅かす危険なイッキ飲みは時代遅れと化している、と言えそうです。

■2~3人に1人がイッキ飲みを求められた経験アリ。上下関係や空気を読んで8割が断れず。

上記の調査で6割もの人がイッキ飲みの現場を見た経験があることが判明しましたが、実際にイッキ飲みをするように煽られたことがある人はどの程度いるのでしょうか。イッキ飲みをするよう煽られたことがあるかどうか調査したところ、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は39.0%と、2~3人に1人がイッキ飲みするよう求められた経験があることが明らかになりました。

イッキ飲みをするようにあおられた経験がある人に、誰にあおられたことがあるかも調査したところ、コンプライアンスが厳しくなってきている昨今にも関わらず「上司(先輩)」が55.4%が最多となり、次いで「友人」が44.7%、「同僚」が33.8%といった結果になりました。

さらに、イッキ飲みをするようあおられたことが「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人に、イッキ飲みを断れなかったことがあるかどうかを聞きました。すると、79.5%が「断れなかったことがある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、多くの人がイッキ飲みをあおられて、やむなくスピード飲酒をしてしまっている実態が明らかになりました。

なぜ断れなかったのか理由を聞いたところ、「場の雰囲気を乱したくない、ノリが悪いと思われたくない(兵庫県・56歳男性)」「場の雰囲気がシラけないようにするため(神奈川県・35歳男性)」と、周りの雰囲気を悪くしてしまう懸念から断れなかったという意見が多く目立ちました。

また、「その場の雰囲気を壊したくなかったので。それと上司からの指示だったのでどうしても断れずやるしかなかった。どうにか実行はしたものの内心は嫌だった。(広島県・35歳男性)」「クライアントからの命令のようなものなので断ると仕事に影響すると思い、断れませんでした(福岡県・54歳男性)」というように、今後の仕事の影響からイッキ飲みを断れなかったという意見も出ました。

■周りは冷ややかな目、イッキ飲みをしている姿を見て“ドン引き“が8割。「かっこ悪い」9割超え

​これまでの調査結果でイッキ飲み経験の実態が明らかになりましたが、世の中のイッキ飲みの印象はどういったものなのでしょうか。イッキ飲みの印象調査を行いました。
まず、イッキ飲みを進んでする人に対してどのような印象を抱くかを聞いてみました。すると、「時代遅れ」(54.2%)に圧倒的に票が集まる結果になりました。次いで、「見ていて恥ずかしい」(30.0%)、「ダサい」(27.2%)と続きました。4位以降もネガティブな印象が続くなど、多くの人がイッキ飲みをする人に対して良い印象を持っていないことが分かりました。上位に「時代遅れ」「ダサい」が入っていることからも分かるように、現代人にとって「イッキ飲み」はスタンダードでは無くなってきており、無理して周りに合わせてイッキ飲みをしても冷ややかな目で見られていることが分かりました。

恋愛におけるイッキ飲みの印象も調査しました。恋愛対象の相手に対してイッキ飲みをする行為についてどう思うかを調査したところ、91.2%もの人が「カッコ悪い(カッコ悪い・どちらかというとカッコ悪い)」と答えました。男女別で見ると、男性は89.2%、女性は93.2%の人が「カッコ悪い(カッコ悪い・どちらかというとカッコ悪い)」印象があるようで、男女関係なくイッキ飲みをする人は恋愛対象として良い印象ではないことが明らかになりました。

意識している相手やお付き合いしている相手の前でイッキ飲みをしてカッコつけようと思う考え方は、今の世の中では古い考えになりつつあるようです。

また、イッキ飲みをしている様子を見ると、ドン引いてしまうかどうかについては、「ドン引きする(とてもする、する、どちらかというとする)」と答えた人は79.8%という結果に。約8割の人がイッキ飲みという行為に対して引いてしまうことも分かりました。

ではどういった飲み方が好印象を受けるのでしょうか?イッキ飲みなどをし、短時間で大量に飲酒する「スピード飲酒」と、時間をかけてゆっくりと飲酒する「スロードリンク(R)」のどちらに好印象を抱くかを質問しました。結果は、「スロードリンク(R)」が92.6%と、ほとんどの人が「スロードリンク(R)」に好印象を持っていることが分かりました。

■2人に1人がイッキ飲みの強要が罪になることを「知らない」という衝撃の事実が判明。

良い印象を持たれていないことが明らかとなったイッキ飲みですが、実際にイッキ飲みのコールに参加したことがある人はどのぐらいいるのでしょうか。質問したところ、31.4%の人が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、約3人に1人が一緒に飲んでいる人にイッキ飲みをするようあおった経験があるという回答が得られました。

なぜコールに参加してしまったのか理由を聞いてみると、「みんなでコールしなければならない雰囲気になっているから、自分だけ黙っている事はできない(埼玉県・36歳男性)」「その場の雰囲気を壊したく無かったから(東京都・35歳女性)」と、イッキ飲みを断れなかった理由と同様、場の雰囲気に合わせてしまい、やむを得ずコールに参加してしまったという意見が多数を占めました。

お酒を飲みすぎて救急車で運ばれた、もしくは周りの人が運ばれた経験がある人の割合がどの程度いるのでしょうか。「自分が運ばれた経験がある」人は9.0%で、「自分が運ばれた経験はないが、周りの人が運ばれた」人は25.2%と、3割もの人がお酒の飲みすぎにより救急搬送されたり、周りの人が搬送された経験を持っているという衝撃的な事実が明らかになりました。

先ほどの調査で、3人に1人がお酒の飲みすぎによる救急搬送を身近に経験していることが明らかとなりました。
これまでの調査でイッキ飲みをあおることは、印象が悪く、またイッキ飲みをする当人も周りの雰囲気や上下関係などで仕方がなくやっているケースが多々ある中で、こういった危険な行為であるスピード飲酒を強要したり、また嫌がっているのにあおって飲ませると罪に問われることがあります。
実際に罪に問われることを知っているのか調査してみたところ、罪に問われることを「知っていた」と回答した人は過半数を超えたものの、47.6%もの人が「知らなかった」と回答しました。イッキ飲みの強要は命をも脅かす危険な行為であるのにも関わらず、その行為自体が罪に当たることを知らない人はまだまだ多くいるようです。

調査概要


調査期間:2019年10月30日~11月1日
調査対象:全国の月に1回以上飲酒する20~50代の男女 計500名

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[PRTIMES]
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