魚料理に関する調査 

2013年02月25日
ミツカンは、魚料理の喫食や調理に関する実態・意識を探るべく、首都圏・関西圏に住む 30~40 代の子供を持つ主婦(412 名)を対象に「魚料理に関する調査」を実施。

その結果、“魚料理を食べるのが好きな人は約 8 割”、“「よく食べる」「まあまあ食べる」人のうち約 8 割が、週 2 日以上魚料理を家で作って食べる”、 “魚料理を作らない理由のトップ 3 は「レパートリーがあまりない」「調理が面倒」「調理後の掃除が面倒」”など、魚料理は好きだけどレパートリーが少ない、面倒という主婦の悩みが作らない理由として浮き彫りになりま
した。

【調査結果のポイント】

■魚料理を食べるのが好きな人は、「好き」「やや好き」を合わせて 83.5%で、「嫌い」「やや嫌い」は 5.1%。79.9%が魚料理を「よく食べる」「まあまあ食べる」。また、そのうち 79.0%が “週 2 日以上、家で作って食べる”。

■魚料理を食べる理由は、「健康に良いから」(73.5%)、「美味しいから」(70.9%)、「ごはんに合うから」(43.7%)。好きな人に限定すると「美味しいから」(82.6%)がトップ、嫌いな人に限定すると「健康に良いから」(66.7%)がトップ。

■好きな魚料理のトップは、大人が「焼き魚」(自分 85.2%、夫 81.1%)、子供は「にぎり寿司」(79.1%)。62.6%が「子供が骨のある魚を嫌がる」と回答。

■家で作って食べる魚料理は「焼き魚」(97.5%)、「煮魚」(70.3%)、「ソテー・ムニエル」(62.0%)。外食の際に食べる魚料理は、「にぎり寿司」(90.5%)、「海鮮丼・海鮮ちらし」(42.8%)、「刺身」(40.9%)。

■魚料理を「よく作る」(12.1%)、「まあまあ作る」(54.6%)、「あまり作らない」(32.3%)、「作らない」(1.0%)。作らない理由は、「レパートリーがあまりない」(55.5%)、「調理が面倒」(41.6%)、「調理後の掃除が面倒」(35.0%)。

■全体の 59.7%、魚料理を「作らない」「あまり作らない」人の 67.9%が「火を使わず手間のかからない魚料理なら作りたい」。

【調査結果】

約8割が、“魚好き”かつ“食べている”という意識
「よく食べる」「まあまあ食べる」人のうち約8割が、“週2日以上、家で作って食べる”


現在、魚嫌いな人はどれくらいいるのでしょうか。魚料理を食べるのが好きかどうかを聞いたところ、44.2%が「好き」、39.3%が「やや好き」と、“魚好き”(「好き」「やや好き」の合計)が8割以上(83.5%)を占め、“魚嫌い”(「嫌い」「やや嫌い」の合計)は、5.1%に留まりました。また、魚料理をどれくらい食べているかを聞いたところ、こちらも「よく食べる」と「まあまあ食べる」を合わせて、ほぼ8割(79.9%)の人が“食べる”と回答。意識として“魚
料理が好きで、食べている”人はかなり多いことが分かりました。
次に、魚料理を「よく食べる」「まあまあ食べる」人が、実際にどれくらいの頻度で食べているかを聞いたところ、家で作って食べる日数は、トップが「1週間のうち2日」(36.2%)、次いで「週3日」(31.3%)で、魚料理を食べるのが週2日以上の人の合計は79.0%となり、3日に1回程度の頻度で食べていることがわかりました。

魚料理を食べる理由は、1位「健康に良いから」、2位「美味しいから」
好きな人は“美味しいから食べる”、嫌いな人は“健康のために食べる”傾向


それでは、どうして魚料理を食べるのでしょうか。理由を聞いたところ、「健康に良いから」(73.5%)と「美味しいから」(70.9%)に 7 割を超える回答がありました。
食べるのが好きな人に限定してみると、1 位「美味しいから」(82.6%)、2 位「健康に良いから」(73.5%)と順位が入れ替わり、純粋に“美味しいから食べる”という傾向がより顕著になりました。一方、嫌いな人に限定すると、1 位「健康に良いから」(66.7%)、2 位「DHA などが豊富だから」(38.1%)、3 位「ヘルシーだから」(28.6%)となり、“好きではないが体に良さそうだから食べる”という心理が垣間見えました。

好きな魚料理のトップは、大人「焼き魚」、子供「にぎり寿司」


自分(回答者)、夫(配偶者)、子供それぞれの好きな魚料理を聞いたところ、自分と夫のトップ 3 は、ともに 1 位「焼き魚」(自分 85.2%、夫 81.1%)、2 位「にぎり寿司」(自分 77.2%、夫 80.3%)、3 位「刺身」(自分 76.5%、夫 79.4%)、子供は 1 位「にぎり寿司」(79.1%)、2 位「刺身」(73.1%)、3 位「手巻き寿司」(67.2%)となり、大人、子供ともに、寿司メニューが人気の魚料理として上位に挙がりました。
なお、子供が骨のある魚を嫌がるか?との質問をしたところ、62.6%が「あてはまる」(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計)と回答しました。改めて子供の好きな魚料理を見てみると、トップ 3はいずれも骨がほとんどない魚料理でした。

シーン別の魚料理の喫食傾向
内食では「焼き魚」や「煮魚」、外食では「にぎり寿司」や「海鮮丼」


内食や外食などの各シーンにおいて、食べる魚料理に変化はあるのでしょうか。内食および外食で食べる魚料理をそれぞれ聞いたところ、家で作って食べる魚料理(内食)は1位「焼き魚」(97.5%)、2位「煮魚」(70.3%)、3位「ソテー・ムニエル」(62.0%)でした。
一方、外食の際に食べる魚料理では、1位「にぎり寿司」(90.5%)、2位「海鮮丼・海鮮ちらし」(42.8%)、3位「刺身」(40.9%)と、内食で9位・7位だった「にぎり寿司」・「海鮮丼」がトップ2を占め、内食で97.5%と断然トップだった「焼き魚」が、外食では11.4%(7位)と大きく数値を下げる逆転現象が起こりました。これは、シーンによってある程度食べる料理が決まっているということなのかもしれません。
また、好きな魚料理で上位だった「にぎり寿司」「手巻き寿司」「海鮮丼」といった寿司メニューの内食と外食の差に目を向けてみると、「にぎり寿司」は81.2ポイント差で圧倒的に外食、「手巻き寿司」は29.1ポイント差で内食という明確な傾向が見られました。

魚料理を作らない理由のトップ3は、
1位:レパートリーがあまりない
2位:調理が面倒
3位:コンロやグリルなどの掃除が面倒


魚料理が好きな人、食べる人は、ともに約 8 割でした。それでは、実際に魚料理を作っている人はどれくらいいるのでしょうか。結果は、「よく作る」(12.1%)、「まあまあ作る」(54.6)%、「あまり作らない」(32.3%)、「作らない」(1.0%)となり、66.7%の人が作っている(「よく作る」「まあまあ作る」の合計)という結果でした。

魚料理を「あまり作らない」「作らない」と回答した人に対して、作らない理由を聞いてみると、1 位「レパートリーがあまりなく、ワンパターンになってしまうから」(55.5%)、2 位「調理が面倒だから」(41.6%)、3 位「料理の後、コンロやグリル、調理器具などの掃除が面倒だから」(35.0%)といった項目がトップ 3 を占め、魚料理は好きだけどレパートリーがない、面倒といった理由が悩みとして浮き彫りになりました。ちなみに、「自分が嫌いだから」(5.1%)、「夫が嫌いだから」(8.8%)、「子供が嫌いだから」(14.6%)など、家族の魚嫌いに関する理由は下位に留まりました。

魚料理を作らない人も、簡単な調理法があれば知りたい、試したい!?

魚の調理は面倒だが、火を使わず手間のかからない魚料理なら作りたいか?と尋ねたところ、全体の約 6 割(59.7%)が「あてはまる」(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計)と回答。魚料理を「作らない」「あまり作らない」人に限定すると、その数字は約 7 割(67.9%)となりました。魚料理をあまり作らない人でも、“簡単な調理法だったら作りたい”ということのようです。


【調査概要】
調査テーマ:魚料理に関する調査
調査対象:夫・子供(小学生)と同居する 30 代~40 代の主婦
調査エリア:首都圏、関西圏(在住)
有効回答数: 412 票
調査方法: WEB 調査
調査時期: 2012 年 12 月

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ミツカン]
 マイページ TOP