現代人の食事情調査(既婚者の朝食実態調査) 

2013年07月19日
東京ガス 都市生活研究所は、都市生活レポート「現代人の食事情2013~既婚者の朝食~」を発行。今回は、現代人の食事情調査結果から、「既婚者の朝食」に着目し、実態と意識をまとめた。

都市生活研究所が1990年から3年ごとに行っている、暮らし全般を捉える「生活定点観測調査」では、「家で朝食をとる割合」は9割近くとなっており、20年以上、ほとんど変化がみられませんでした。そこで、本調査では、具体的には「いつ」「誰と」「どのような」朝食をとっているのか、既婚男女の朝食の実態と意識を、年代別に明らかにしました。

【調査結果のポイント】

◆若年層ほど朝食を食べない人が多く、30代男性の19%、20代女性の14%が朝食をとらない
・朝食は、年齢が高いほど「毎日食べる」人が多く、女性の70代では100%近くになっている。一方、30代の男性の約19%、20代の女性の約14%が「とらない」と答え、男女とも若いほど朝食をとらない人が多い。

◆若年層は早い時間に短時間で、高齢層は遅い時間に時間をかけて朝食をとっている
・朝食を食べ始める時刻は7時台が最も多いが、40~50代は6時台以前、60~70代は8時台以降も多い。
・50代以下の男性はひとりで朝食をとり、60代以降は夫婦そろって朝食をとっている。

◆50代以下は食事の時間は短く、年齢が高くなるほど時間をかけて朝食をとっている
・食べる時間は男性の方が短く、30~50代男性では10分未満の人が約半数、20分以内で食べる割合は8割を超える。
・女性の20~50代は10~20分が最も多く5~6割、30~40代の3割強は10分未満で食べている。
・70代では20~30分が約4割、30分以上も2割程度と時間に余裕のある様子がうかがえる。

◆若年層は「短時間で食べられること」、高齢層は「食事の質と場」を重視
・朝食をとる際に、50代以下は「短時間で食べられる」こと、60~70代は「野菜や果物をとる」「家族と一緒に食べる」ことなどを重視する。
・朝食はごはんよりもパンを食べる人が多く、全年代の中で、60代が最もよくパンを食べている。パン食の理由は「パンが好き」だという回答が多いが、男性30~40代は「短時間で食べられる」回答が多く、時短を重視している様子がうかがえる。

◆朝食作りは「時間や手間をかけずに準備できること」を重視
・朝食を作る際に重視していることは、「時間をかけずに用意できる」「調理の手間がかからない」が上位。70代女性のみ「栄養バランスをよくする」ことを最も重視する。
・朝食作りに最もよく使う道具は、全体では「トースター・オーブントースター」が多く、70代は「ガスコンロ」を最もよく使う。


【調査概要】

■生活分野別定点調査2012(1)
調査時期:2012年8月下旬~9月上旬
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県在住 15~79歳男女 ※10代は中学卒業以上
回答者数:1,400名

■生活分野別定点調査2012(2)
調査時期:2013年1月下旬~2月上旬
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県在住 15~79歳男女 ※10代は中学卒業以上
回答者数:2,600名

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[東京ガス]
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