「和食」に対する理解・意識調査 

2013年12月16日
高橋酒造は、全国の20代~60代の日本人500人を対象に、日本人の「和食」の喫食率や、「和食」に対する理解や意識を調査した。調査は、「和食」がユネスコ無形文化遺産登録された事が発表された直後、2013年12月6日~12月8日にインターネット調査で実施。

調査では、和食が無形文化遺産に登録された事に対し、多くの人が誇りを感じ、「和食」に対する興味・関心が向上し、今後和食を積極的に食べようと意識している事がわかりました。また「和食において最も日本人がこだわりを持つ食材は『米』」である一方で、「『米』の味を見極めるのに自信がない日本人が4割以上いる事」が分かりました。

【調査結果】

■和食において日本人が最もこだわりを持つ食材1位は「米」、「米」を味わう力に自信が無いが約4割

「和食」においてこだわっている食材を尋ねたところ、「米」が最も多く、次に「出汁(だし)」「野菜」にこだわりがある事がわかりました。しかしながら、これら食材の味や鮮度、品質の違いを見極める力について、「自信が無い」と回答したのは、いずれも4割にのぼります。また「自信が無い」と回答した割合は年代が低いほど高い傾向にあり、特に「米」においては、20代で約6割が「自信がない」と回答したのに対し、60代では約3割にとどまり年代差で大きく違いが見られました。

【和食において、こだわっている食材】
1. 米・・・48%
2. 出汁(だし)・・・46%
3. 野菜・・・40%
4. 調味料・・・34%

■ほぼ毎日「和食」を食べる人は全体で約4割、年齢と共に低下し、20代ではわずか2割。

今回ユネスコ無形文化遺産に登録された、一汁三菜を基本とする「和食」の喫食率を尋ねたところ、毎日食べる人は全体の約23%、ほぼ毎日食べる人を含めると全体の38%で、その割合は年代と共に低下し、20代~30では約2割にとどまりました。一方で「米」など食材の味わいを見極める力について「自信がある」と回答した割合が比較的高い60代では、約6割が毎日和食を食べている事がわかりました。食材を味わう力への自信と、「和食」の喫食率には相関性があると考えられます。

■「和食」無形文化遺産登録を「誇りに思う」が約9割、「和食」への興味・関心、「和食」を食べる意識が向上

一方、今回「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された事に対し、全体の88%が「誇りに思う」と回答しました。さらに「和食」の無形文化遺産登録をきっかけに、「和食」に対する興味・関心の向上(83%)、勉強意欲の向上(59%)が見られ、「和食をもっと積極的に食べたいと思う」人は全体の76%と高く、「和食」に関する関心度が高まっている事が伺えます。

■「和食」を食べない理由は、「和食」を作る手間と外食中心の食生活

毎日「和食」を食べない理由を尋ねたところ、和食を作る面倒さと外食の多さをあげる人が多い事がわかりました。「和食を作る難しさ」も理由の一つに加わり、「和食」を作る事に抵抗を感じている人が多い事、また忙しい現代人の食生活が喫食率に起因している事がうかがえます。

【和食(一汁三菜)を食べない理由(n=387)】
1. 和食は食べるのが面倒・・・25%
2. 外食が多い・・・20%
3. 自分自身が和食以外の料理が好き・・・18%
4. 和食は作るのが難しい・・・17%
5. 家族が和食を好きではない・・・10%

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[高橋酒造]
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