柔軟剤に関するアンケート調査 

2014年09月04日
フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールドは、クレディセゾンとの共同事業である「Point of Buy(R)購買理由データ」のアンケートモニター5,978名(女性3,718名・男性2,260名、10代~80代)を対象に「柔軟剤」に関するアンケートを2014年7月10日に実施。

【調査結果】

■普段使用する柔軟剤の1位は「P&G レノアプラス」、2位は「花王 ハミングフレア」

アンケートの回答者に、普段から柔軟剤を使用しているかを聞いたところ、女性では77.5%が、男性でも65.1%が使用すると回答、全体でも72.9%と7割以上の方が柔軟剤を使用していることがわかりました。

さらに、普段から柔軟剤を使用している方にどのブランドを使っているのかを聞いたところ、1位は「P&G レノアプラス」で24.7%の方が使っていると回答しました。ついで2位は「花王 ハミングフレア」で19.4%、3位は「P&G レノアハピネス」で16.0%、4位は「ライオン 香りとデオドラントのソフラン」で13.2%、5位は「花王 ハミングneo」で9.9%の方が使用していると答えています。

■柔軟剤で重視するのは「香り」「価格」「効果」

柔軟剤を購入する際に重視するポイントについては、全体では香りが1位で66.7%、2位は価格で63.8%、3位は効果で61.2%でした。世代ごとに見ると、20代以下、30代では香りを重視するとの回答がそれぞれ74.5%、72.8%と他の世代より高い結果となりました。

一方、60代以上では全体の傾向とは異なり、効果を重視する方が64.2%で最も多い回答となりました。さらに、「肌へのやさしさ(46.0%)」や「ブランド(22.8%)」、「環境への配慮(12.8%)」などの項目で他の世代より高い数字となりました。以上のことから、60代以上の世代は、柔軟剤選びにおいて、本来の目的である柔軟効果や、ブランド、エコなどを重視していることがわかります。

柔軟剤を購入する際に、お店でどのように選んでいるかを確認したところ、「いつも同じ商品を購入」との回答が49.1%、店頭で商品を選んでいるとの回答が46.0%でした。

さらに、お店で商品を選ぶと回答した方に、どのようにして商品を選ぶのかを聞いたところ、全体では32.1%の方が気になる商品の詰替えタイプを購入すると回答しました。次に多かったのが気になる商品そのものを購入するとの回答で20.3%、店頭の販促物や香り見本で選ぶとの回答が19.3%で続きました。

柔軟剤の選び方について具体的なコメントを見ると、「洗った後に香りが残ることが重要。柔軟剤を変えることで気分転換できるのがよい」(30代女性)、「価格にあまり差がないと感じるので、いろいろと使って効果・香りで気に入ったものを選んでいる」(40代男性)といったように複数商品を使い分けているコメントや、様々な商品を試している様子がうかがえました。

また、「強い香り、甘すぎる香りは苦手なので、テスターなどで確かめてから買う」(50代女性)、「特に気にするのは香り。店頭の香り見本で確認しないと買わない」(30代女性)というように衣類に使用するものなので、香り見本を重視するといったコメントも多数見受けられました。

アンケートでは、どの洗濯物に柔軟剤を使用しているかも聞いていますが、全世代でタオルとの回答がもっとも多く、全体で86.4%でした。世代によって傾向が別れたのが普段着で、30代では82.6%、40代で79.0%、20代以下で77.9%でしたが、60代以上では62.5%となっており、特に30代と60代以上では20ポイント以上離れる結果となりました。この傾向は部屋着、おしゃれ着でも出ており、30代では部屋着に70.4%、おしゃれ着に67.2%が柔軟剤を使用している一方で、60代上は部屋着では51.6%、おしゃれ着では54.0%にとどまりました。

■年齢が上がるにつれ微香・無香ニーズが高まる

柔軟剤の香りについては、20代以下、30代では「強めの香りが好き」、「やや強めの香りが好き」との回答がそれぞれ47.6%、45.6%を占めましたが、年齢が上がるに連れて「弱めの香りが好き」、「無香が好き」との回答の比率が高まりました。特に60代以上では「弱めの香りが好き」との回答が60.8%、「無香が好き」との回答が19.6%と、8割以上の方が微香・無香が好きと答えています。

近年、柔軟剤カテゴリーでは元来の機能である柔軟効果に加えて、衣類への香り付け効果を謳う商品も少なくありません。実際、今回のアンケートでも30代を中心に柔軟剤への香りニーズが高いことが見て取れました。香りの好みについても多様化しており、商品選択の際には、店頭で香りを試してから購入するという購買行動が浸透してきているようです。

一方、世代が上がるにつれて、微香、無香を好む傾向があり、強い香りや好みではない香りの商品を避けるために店頭のテスターを利用している様子も伺えました。こうした世代によって異なる香りニーズに対応するためにも、香り見本は、柔軟剤売り場に「あれば便利」な販促物ではなく「なくてはならい」販促物であると言えそうです。


【調査概要】
・対象:株式会社クレディセゾンの運営する「永久不滅.com」の「レシートで貯める」サービス登録会員約およびSBFの登録会員
・調査方法:「レシートで貯める」サービス及び「レシートdeポイントサービス」を活用したインターネットリサーチ
・調査地域:全国
・調査日:2014年7月10日
・有効回答者数:5,978名
・属性:
 [女性] 20代以下 3%、30代 18%、40代 26%、50代 12%、60代以上 4%
 [男性] 20代以下 1%、30代 5%、40代 14%、50代 12%、60代以上 6%

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ソフトブレーン・フィールド]
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