消費増税後の肉に関する意識・実態調査 

2014年04月24日
エバラ食品工業は、「消費増税後の肉に関する意識・実態調査」の結果と、肉の消費に関するトレンドについてまとめた。
「消費増税後の肉に関する意識・実態調査」では、2014 年4月4 日(金)から 4 月7 日(月)にかけて、首都圏・関西圏に住む 20~69 歳の男女800 名を対象にインターネット調査を実施。

【調査結果サマリー】

■ 景気回復を実感している人は少数

■ 消費増税で財布のひもが最も固くなったものは「外食」や「お菓子」「飲料」

■ 女性は男性より「プチぜいたく」をしている傾向に

■ 年齢が上がるほど、肉にこだわった食事をすると「プチぜいたく」だと感じている

■ 肉料理を食べたくなる時は、「ちょっとぜいたくしたい時」 60代では「特に理由はないが食べたくなる」人が3割

■ 特別な日の食事は「牛肉料理」が食べたい

■ 女性の肉料理のレパートリーは平均6~8種類

■ 肉を選ぶ基準は「値段」が6割以上 年齢が上がるほど「部位」や「産地」などを重視

■ 肉のイメージはあいまい

■ 肉を食べて得られる効果はあまり知られていない

■ 大人になって食べ物の嗜好が変化したと感じている人は6割


【調査結果】

■ 景気回復を実感している人は少数
生活の中で景気回復を実感しているか聞いたところ、「はっきり実感している」「やや感じている」を合わせても12.6%の人しか実感できていないことがわかりました。

■ 消費増税で財布のひもが最も固くなったものは「外食」や「お菓子」「飲料」
消費増税前後の節約状況を聞いたところ、全ての項目に関して、増税前より増税後のほうが節約をしているという人が増えていることがわかりました。中でも、外食を控えようと考えている人は増税前と比べて11.5%増えており、財布のひもが最も固くなっていることがわかります。
また、自宅で食事をする際に控えようと考えているものは、「お菓子」「ジュースやお茶など飲料」「アルコール類」といった嗜好品でした。今回の調査では、消費増税後、外食やお菓子などを節約しようとする様子が分かりました。

■ 女性は男性より「プチぜいたく」をしている傾向に
景気回復を実感していない一方で、自宅での食事で、いつもより少しいいものを買うなど「プチぜいたく」な食事をすることがあるか聞いたところ、57.8%の女性が「頻繁にしている」「たまにしている」と回答しており、男性の40.3%を上回る結果となりました。

■ 年齢が上がるほど、肉にこだわった食事をすると「プチぜいたく」だと感じている
また、自宅での食事でどんなものにこだわると「プチぜいたく」だと感じるか聞いたところ、全年代において「肉」と回答する人が多い結果となりました。また、年齢が上がるほど、「肉」や「魚」にこだわることが「プチぜいたく」だと感じる人が多い結果となりました。

■ 肉料理を食べたくなる時は、「ちょっとぜいたくしたい時」
 60代では「特に理由はないが食べたくなる」人が3割

肉料理を食べたくなる時はどんな時か聞いたところ、全年代で「ちょっとぜいたくしたい時」に回答が集まりました。また、「特に理由はないが、肉料理を食べたくなる」と回答した人は、全体で26.0%、60代では31.3%と「お祝い事がある時」より多い結果となりました。

■ 特別な日の食事は「牛肉料理」が食べたい
どんな肉料理を食べるか聞いたところ、普段食べる肉料理は、から揚げ、ハンバーグ、生姜焼など鶏肉や豚肉が人気であるのに対し、人が集まったり大切な人との食事など、特別な日に食べたい肉料理は、ステーキ、焼肉、ローストビーフなど、牛肉料理が人気であることがわかりました。

■ 女性の肉料理のレパートリーは平均6~8種類
肉料理のレパートリー数について聞いたところ、女性の平均は男性の倍以上で、牛肉料理5.9種類、豚肉料理7.8種類、鶏肉料理7.2種類でした。また、これらのレパートリーを増やしたいかという質問に対して、約半数の女性が「増やしたい」と思っていることがわかりました。

■ 肉を選ぶ基準は「値段」が6割以上 年齢が上がるほど「部位」や「産地」などを重視
肉を購入する際、選ぶ基準について聞いたところ、「値段」「産地」「部位」が大多数で、肉の色やツヤなどを見て選んでいる人は、少数派であることが分かりました。また、年齢が上がるほど「値段」よりも「部位」「産地」などの質を重視しているようです。

■ 肉のイメージはあいまい
肉を食べることに対するイメージは、「元気になる」「カロリーが高い」「太りやすい」の順に多い結果となりました。「元気になる」理由としては「食べ応えがあるから」が最も多く、「カロリーが高い」「太りやすい」というマイナスイメージの理由は「脂身があるから」が多い結果になりました。元気の素であるというイメージがある一方、太りやすいイメージもあり、「なんとなく」と回答する人も多く肉のイメージがあいまいであることがわかりました。

■ 肉を食べて得られる効果はあまり知られていない
肉を食べることで、「筋肉や血液を作る」「疲労を回復する」ことは知られていますが、「脂肪を燃焼させる」「認知症を予防する」ことなどはあまり知られていないことが分かりました。
また、「肉への知識を増やしたいと思いますか」という質問に対し、「とても増やしたいと思う」「やや増やしたいと思う」と回答した人を合わせると半数以上にのぼり、意欲的に肉の知識を増やしたいと思っていることが分かりました。

■ 大人になって食べ物の嗜好が変化したと感じている人は6割
子どもの頃と比べて食べ物の嗜好が変化したと感じている人は63.9%。「食べ物の好き嫌いが減った」「量より質を重んじるようになった」という食事内容の変化を挙げる人が4割程度いたほか、3人に1人は「薬味や香辛料などの香りを味わえるようになった」「薄い味付けが好きになった」と味覚の変化を挙げました。

【調査概要】
調査名:消費増税後の肉に関する意識・実態調査
調査方法:WEBモニターによるアンケート
対象:20~69歳の男女
実施期間:2014年4月4日(金)~4月7日(月)
サンプル数:800人

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[エバラ食品工業]
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