メンバーズは、子会社のエンゲージメント・ファーストと共同で、生活者の購買行動の変化に関する調査「第1回エンゲージメント・サーベイ」を実施。

【調査結果サマリー】

1.好きなブランドや企業がある人のうち、57%の人が「好きな企業やブランドを知人に推奨する」

2.「商品の購入の際に企業の考え方や理念が重要」な人は50%

3.企業やブランドを積極的に推奨する人ほど、「企業の理念や考え方」を重要視している

4.企業やブランドを積極的に推奨する人ほど、「企業の社会的な課題の解決への取り組み」を重要視している

5.好きなブランドや企業がある人は、テレビより「ブランドや企業のWebサイト」および「SNS」によるコミュニケーションで共感しやすい傾向にある


【調査の背景と目的】

商品のコモディティ化が進み、差別化が難しい状況において、企業のマーケティング活動の難易度はますます高くなっています。一方、生活者の価値観は多様化し、その購買行動に影響を与える要因も、デザインや価格、機能だけでなく、企業理念や社会的な課題解決への取り組み・姿勢など、多様化しています。
メンバーズは、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナーとして、企業Webサイトの構築・運用、ソーシャルメディア活用等のデジタルマーケティング支援を通じ、エンゲージメントの強化・拡大に基づいた企業と生活者との関係づくりを支援しております。また、エンゲージメント・ファーストは、CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)を提唱するハーバード大学のマイケル・ポーター教授主催団体から、CSVコンサルタント(Shared Value Initiative Affiliate)として認定されており、企業のCSV事業の推進を支援しています。
本調査では、生活者と企業とのエンゲージメントが、生活者の購買行動に与える影響を把握し、またエンゲージメントを構築するためのコミュニケーション手段を明らかにすることを目的としています。

【調査結果詳細】

1.好きなブランドや企業がある人のうち、57%が「好きな企業やブランドを知人に推奨する」
好きなブランドや企業がある人のうち、57%が「好きな企業やブランドを知人に推奨する」と回答。(回答者全体で「好きな企業やブランドがある」と回答したのは58%。つまり、「好きな企業やブランドがある」かつ「好きな企業やブランドを知人に推奨する」と回答したのは回答者全体の33%。)

2.「商品の購入の際に企業の考え方や理念が重要」な人は50%
商品の購入時に、「企業の考え方や理念」をどの程度重視するかについて聞いたところ、9%が「非常に重要」、41%が「どちらかと言えば重要」と答え、回答者のうち半数が「企業の考え方や理念」を重視して商品を購入することが分かった。

3.企業やブランドを積極的に推奨する人ほど、「企業の理念や考え方」を重要視している
「好きな企業やブランドを推奨する」意向度別に、企業の考え方や理念の重要性を比較したところ、「好きな企業やブランドを推奨する」意向の高いグループほど、商品購入時に「企業の考え方や理念」を重視する人が多かった。「積極的に推奨する」人では79%が「重要」と回答しており、「推奨しない人」の1.4倍となった。

4.企業やブランドを積極的に推奨する人ほど、「企業の社会的な課題の解決への取り組み」を重要視している
「好きな企業やブランドを推奨する」意向度別に、企業の「社会的な課題の解決への取り組み」の重要性を比較したところ、「好きな企業やブランドを推奨する」意向の高いグループほど、商品購入時に企業の「社会的な課題の解決への取り組み」を重視する人が多かった。「積極的に推奨する」人では85%が「重要」と回答しており、「推奨しない人」の2.2倍となった。

5.好きなブランドや企業がある人は、テレビより「ブランドや企業のWebサイト」および「SNS」によるコミュニケーションで共感しやすい傾向にある
好きなブランドや企業がある人は、商品に込められた想いや企業の考え方、理念を知るための方法として、53%が「ブランドや企業のWebサイト」と回答し、「テレビ広告」より高い結果であった。また、「ブランドや企業のSNS」と答えた人も22%いることから、企業姿勢を伝えるためには、Webメディアで情報を発信することが重要であると言える。


【調査概要】
調査方法:Webモニターへのアンケート
地域:全国
対象者:18~59歳の男女(調査会社が保有する調査パネル)
調査期間:2015年2月9日~2月13日
有効回答数:576サンプル

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