カレー・目玉焼きに関する調査(シンガポール在住者) 

2015年06月29日
アジア地区で市場調査・分析を行う、シンガポールの「アジアリサーチ総研- Asia Research Laboratory」は、多民族国家シンガポールにおいて、庶民的料理のカレー・目玉焼きに関する、市場調査を実施。さらに日本との比較を行いました。

【背景】

海外市場の実態を、身近な例を用いて調査、さらに日本との比較を行うことで、より正確な、海外の傾向や文化の違いにアプローチ。
効率的な調査・分析の観点から、多民族・多宗教国家かつ国際都市のシンガポールにおいて、市場調査を実施。海外の生の声と、日本との相違点に迫ります。

【調査結果】

Q1.カレーのメイン食材を教えて下さい。(複数回答)【n=205】<調査地域:シンガポール>

<調査コメント>
シンガポール在住者に、カレーのメイン食材につき質問をしたところ、「鶏肉」が最も多く84.39%、続いて「シーフード」:36.59%、「牛肉」:31.71%、「豚肉」:23.41%という結果になりました。
この背景には、宗教的な事情が含まれているものの、結果として「鶏肉」が84%と、「圧倒的人気」を示している点は要チェックです。

ちなみに日本では・・・
「豚肉」:49.8%、「牛肉」:45.0%、「鶏肉」:29.0%、「シーフード」:9.0%という調査結果に。
関東と関西では、豚肉と牛肉の人気が逆転するなどの違いはあるものの人気が高く、海外(シンガポール)の鶏肉人気とは一線を画している点が、文化・習慣の違いとして興味深い内容となっています。
(日本の調査は、総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングより情報提供を受けています。)

Q2.あなたは目玉焼きには何をかけて食べますか?(複数回答)【n=205】<調査地域:シンガポール>

<調査コメント>
シンガポール在住者に、目玉焼きには何をかけて食べるかを質問したところ、「こしょう」が最も多く56.10%、続いて「チリ」:40.98%、「しょうゆ」:34.63%、「塩」:34.63%、「マヨネーズ」:33.66%という結果に。
辛いものが好きで、どこでもチリが付いてくるようなシンガポールでは、チリが40%を超えるのは納得。
一方で、しょうゆが34%を占めるのは少し意外?
ただ、海外のしょうゆには、「Dark soy sauce」と呼ばれる、濃くて甘いものも含まれるため、日本の一般的なしょうゆのイメージとは異なる点は注意が必要でしょう。

ちなみに日本では・・・
「しょうゆ」:47.0%、「塩」:42.3%、「こしょう」:32.8%、「ソース」:17.8%、「マヨネーズ」:8.3%、「ケチャップ」:7.5%という調査結果に。
国・民族・宗教が違っても、変わらないもの、大きく変わるものが混在している点は興味深いです。
(日本の調査は、総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングより情報提供を受けています。)


【調査概要】
調査対象:シンガポール在住者(18 - 34才:51.71% 35 - 54才:46.34% 55才以上:1.95%)
調査方法:WEBアンケートによる調査方式
有効回答数:205名(男性:女性=50.2%:49.8%)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アジアリサーチ総研]
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