「冬のボーナスの使い道」に関するアンケート調査(20~50代有職者対象) 

2015年11月20日
インターネット調査会社のマーシュは、20~50代の有職者320名に「冬のボーナスの使い道」に関するアンケート調査を実施。

【調査結果】

ハロウィンが終わり、街もクリスマスムードになってきた11月。そろそろ気になり始めるのは冬のボーナスのことではないだろうか。アベノミクスの影響で景気は上昇傾向と言われているが、消費者は実際のところどう感じているのだろうか。消費者が景気の上向きを実感できる冬のボーナス。その使い道について今回は20~50代の有職者320名に調査を行った。

まず昨年度の冬のボーナスについて尋ねると、支給されたのは「2ヶ月分」が25%程度であった。男性50代は賞与が多い傾向があるが、一方で同年代の女性50代は男性よりも低い傾向がみられる。
満足できる賞与は、「3ヶ月分」が最も高く35%。実際のボーナスと満足できる金額には1ヶ月分の差がみられる。
昨年度の冬のボーナスの満足度は、満足が32%、不満が40%と不満のほうがやや多い結果であった。満足度が高いのは男性20代で50.0%が昨年度の冬の賞与に満足している。一方で不満が高いのは男性30代と女性20代であった。男女共に50代は『満足計』が低く、「どちらともいえない」が4割以上となっている。

昨年度の冬のボーナスを【5年前】と比較すると、「今の方が多い」「今と同じくらい」がいずれも3割程度、「今の方が少ない」2割であった。男性40-50代、女性50代では「今と同じくらい」が半数近く、男性は年代が若いほど「今の方が多い」が高い傾向がみられる。【10年前】は、「今の方が多い」「今と同じくらい」「今の方が少ない」いずれも差がない。
収入増加の理由で最も多かったのは『5年前』 『10年前』いずれも「会社の業績が良くなったから」、次いで「昇格したから」「勤続年数が長くなったから」と続く。減少の理由としては、「会社の業績が悪くなったから」が最も多く、次いで「世の中の景気が悪くなったから」「転職したから」という結果であった。増減はいずれの会社の業績によるものが多く、勤めている会社や業界によって明暗が分かれたようだ。

今年度の冬のボーナスの増減予想は、「かわらないと思う」が半数以上を占めた。「増えると思う計」が高いのは男性20代-30代であった。
ボーナスでの購入を予定しているものは「貯蓄」「旅行」「ローン返済」が上位。女性は「旅行」が高く、特に50代では半数を占める。「ローン返済」は男性40-50代、既婚、子有りが高く、「金融商品購入」は男女共に20代が高い傾向がみられる。
予定で最も多かった「貯蓄」の割合は、ボーナスの「3~5割未満」が21%、「ほとんど全て」が19%であった。女性50代は「ほとんど全て」が高く、反対に女性40代では貯蓄する金額は低めの傾向がみられる。
貯蓄や、ローン、旅行などを除いた商品・サービスへの使用総額は「5~10万円未満」がボリュームゾーンで33%を占める。性別にみると男性は女性よりも使う予定の金額が多い傾向がみられる。
購入予定は「衣服・ファッション雑貨」「食品・飲料」「交際費」が上位であった。女性は「衣服・ファッション雑貨」が高く、 男性は「交際費」「スポーツ・アウトドア関連」が高い傾向がみられる。未婚は「衣服・ファッション雑貨」「交際費」、既婚・子有りは「子供の教育関連」「白物家電・調理家電」が高い。

今年度の冬のボーナスは、ほとんどを貯蓄する人がいる一方で、使い道は多岐に渡るが、普段買わないような少し高い食品や、アクセサリー、ブランド品の購入など、財布の紐は普段と比べて緩くなっているようだ。


【調査概要】
調査名:冬のボーナスの使い道に関する調査
対象者:全国  20 歳~ 59 歳の男女 有職(パート・アルバイト除く)
 ・現在勤めている企業に賞与制度があり、昨年度冬のボーナスを支給された
サンプル数:320s
実査期間:2015 年 11 月 6 日 ( 金 ) ~ 11 月 10 日 ( 火 )
調査方法:インターネット調査(マーシュの自社モニター )
調査機関:株式会社マーシュ

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マーシュ]
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