「お鍋料理」に関する意識調査(20歳以上の男女対象) 

2016年12月05日
アサヒグループホールディングスの、アサヒグループホールディングス生活者未来研究部門は、2016年11月16日(水)~11月22日(火)にインターネットで、「お鍋料理」に関する意識調査を実施し、1,107人の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

■6割近くが「週1回以上」の頻度でお鍋を食べる

■お鍋の一番の魅力は「野菜たっぷり」-今年は野菜高騰で悲鳴を上げる主婦も

■お鍋料理の一番人気は「すき焼き」-野菜高騰の影響を受けにくい「おでん」も人気に


【調査結果】

Q.「お鍋料理」を食べる頻度は?
 ⇒6割近くが「週1回以上」の頻度でお鍋を食べる-「鍋の日」を設けるご家庭も
 
単一回答 N=1,084人
今後、本格的な鍋シーズンに突入していきますが、例年、冬場にどのくらいの頻度で鍋料理を食べているのかを聞いたところ、「週末の夕食に家族と一緒に食べることが多い」(男性50代、大阪府)など、「週1回程度」と回答した人が最も多く38.1%。さらに「週2回以上」という声も21.6%を数え、これからの季節、「(少なくても)週1回以上」の高い頻度で「鍋料理が食べたい」と考えている人が6割近くを占めました。自由回答の中には「毎週水曜日を『鍋の日』にしている」(女性40代、東京都)、「娘夫婦が日曜日は帰ってくるので、寒くなるとほとんどは鍋」(女性80代、大阪府)など、毎週決まった曜日に「鍋の日」を設けているという人もいました。とはいえ、中には「野菜が高騰しているので鍋料理の頻度が(例年よりも)高くなるか分からない」(女性20代、兵庫県)など、鍋の生命線である野菜の「高騰」で、週1回以上の頻度をキープできるかどうか不安という声も寄せられました。

Q.「お鍋料理」の良い点は?
 ⇒お鍋の一番の魅力は「野菜たっぷり」-今年は野菜高騰で悲鳴を上げる主婦も

複数回答 N=1,065人
「お鍋料理」の良い点について聞いたところ、最も回答が多かったのは「野菜がたっぷりと摂れる」(77.3%)でした。「鍋にすると、菊菜やブロッコリー、キャベツ、きのこ、白菜といった野菜を手軽に大量に家族に摂ってもらえるので」(女性40代、兵庫県)など、生野菜サラダではなかなか量を食べることは難しいですが、野菜に熱が加わることで、野菜がたくさん食べられるという声。特に冬場は野菜が不足しがちですが、定期的な鍋料理で栄養バランスを整えるという人が目立ちました。その一方で、自由回答の中には「今年に限っては野菜が高すぎて悲鳴を上げている」(男性40代、千葉県)など、葉もの野菜を控え、もやしやきのこ中心のお鍋に切り替えているという人もいました。2位は「カラダが温まる」(63.1%)。「部屋も体も温まるので、寒いと特に食べる頻度が増える」(女性30代、群馬県)など、鍋料理はカラダの中から温め、かつ部屋の室温や湿度を上げるという声。さらに10位にも「食欲が増進する」(10.8%)が挙げられました。栄養バランスや冷え対策に優れ、食欲増進にもつながる鍋料理は、冬の健康維持に最適なヘルシーメニューであることがうかがえます。

「お鍋料理」の良い点は?
1 野菜がたっぷりと摂れる    77.3%
2 カラダが温まる    63.1%
3 下準備・料理するのが簡単なので    53.0%
4 家族団らんに良い    24.2%
5 洗いもの、片づけがラクチンなので    20.3%
6 冷蔵庫の残り物を片づけるのに助かる    19.7%
7 お酒が美味しく飲めるので    16.5%
7 味のバリエーションが色々楽しめる    16.5%
9 「鍋の残り」でアレンジ料理が出来るので助かる    13.7%
10 食欲が増進する    10.8%

Q.大好きな「お鍋料理」は?
 ⇒一番人気は「すき焼き」-「特別な日」に食べる高級な牛肉にテンションが上がる

複数回答 N=1,030人
大好きな「お鍋料理」を聞いたところ、堂々の人気ナンバーワンは「すき焼き」(45.2%)でした。「普段、牛肉を食べる頻度が少ないので、すき焼きの時くらいは少し値段の良い牛肉を買って食べるのが楽しみ」(女性20代、福岡県)など、高級な牛肉を使った「すき焼き」にテンションが上がるという声が多く、お祝いや特別な日に食べる「贅沢な鍋」というイメージを持つ人が目立ちました。年末年始など、家族が集まるタイミングで、「すき焼き大会」を催すご家庭もきっと多いのではないでしょうか。  甘辛の醤油味に続き、2位はサッパリ味の「水炊き」(37.6%)。「水炊きは、つけだれをいろいろ楽しめる」(女性40代、兵庫県)など、シンプルな鍋料理ながら、ぽん酢やごまだれ、薬味等に工夫を凝らし、飽きずに食べられるという声。同じく「つけだれ」で食べられるお鍋では、6位に「しゃぶしゃぶ」(20.8%)、8位にも「湯豆腐」(16.0%)が続き、肉や豆腐、野菜等の素材の旨味をストレートに味わえるお鍋に人気が集中。鍋の素やスープがなくても、自宅で簡単に作れる手軽さから「庶民鍋」の代表格と言えそうです。
 次に3位は「おでん」(36.4%)。「調理が簡単で、煮れば煮るほど美味しくなる」(女性30代、福岡県)など、具材に練り物系が多く、煮るほどに味が染みて旨味が増すという声。中には「一回作ったら。3日間はおでん中心の食事でいい。数日は夕食作りに余裕ができる」(男性40代、福岡県)など、一度に大量に作り置きして、数日食べるという声も目立ちました。今年は葉もの野菜が高く、水炊きなどを作る際にも影響が出ていますが、練り物や根菜類の具材が多いおでんは、比較的に野菜高騰のあおりを受けにくい鍋と言えそうです。以下、「キムチ鍋は食べると温もりと同時に幸福感も得られる」(男性20代、大阪府)など、「キムチ鍋(チゲ)」(30.9%)、「寄せ鍋」(29.0%)、「もつ鍋」(18.3%)、「ちゃんこ鍋」(15.0%)など、定番鍋がランキング圏内を占めました。そのほか、自由回答の中には「最近、みそトマト鍋を作ってみましたが、チーズとペンネで洋風にしたてたら美味しく出来上がりました」(男性30代、東京都)、「最近、市販のカレースープ鍋をしてみたら美味しかった。シメにはパスタを入れてみました」(女性40代、広島県)など、「変わり鍋」に挑戦し「予想以上に美味しく食べられた」という声も寄せられました。

1 すき焼き    45.2%
2 水炊き    37.6%
3 おでん    36.4%
4 キムチ鍋(チゲ)    30.9%
5 寄せ鍋    29.0%
6 しゃぶしゃぶ    20.8%
7 もつ鍋    18.3%
8 湯豆腐    16.0%
9 ちゃんこ鍋    15.0%
10 牡蠣鍋    9.4%


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女1,107人(有効回答数、男性542人、女性565人)
調査方法:インターネット
調査期間:2016年11月16日(水)~11月22日(火)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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