野菜の好みに関する調査(20~69歳の男女対象) 

2017年08月24日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、野菜の好みに関してアンケートを実施しました。

<調査結果要約>

POINT① 野菜好きは85%。野菜不足を実感している人は38%
・野菜好きは全体の85%、男性より女性で多く、50代女性が最多。
・野菜不足を感じている人は全体の38%。男性20~50代では40%以上が野菜不足を実感。

POINT② 家でよく食べる野菜TOP3は「キャベツ」「たまねぎ」「じゃがいも」。
外食・中食で食べたい野菜TOP3は「トマト」「アスパラガス」「キャベツ」
・家でよく食べる野菜1位は「キャベツ」82.4%、2位は「たまねぎ」78.3%、3位は「じゃがいも」73.6%。安価で日持ちのする品目がTOP3となった。
・外食・中食で食べたい野菜は、1位が「トマト・ミニトマト」31.7%。2位が「アスパラガス」30.1%、3位が「キャベツ」29.0%。

POINT③ 最近意識して摂る野菜は「トマト」「ほうれん草」「たまねぎ」。
増やした野菜の理由1位は「おいしいから、好きだから」。
「おいしいから、好きだから」食べる野菜1位は「とうもろこし」、2位は「なす」、3位は「さつまいも」
・最近意識して多く摂るようになった野菜、1位「トマト・ミニトマト」20.9%。2位「ほうれん草・小松菜・青梗菜」15.5%、3位「たまねぎ」13.3%。
・増やした野菜に関しての理由、1位は「おいしいから、好きだから」55.7%。2位は「健康的な食生活のために必要だと思うから」53.1%、3位は「栄養価が高いから」52.8%。
・「おいしいから、好きだから」多く摂る野菜、1位は「トウモロコシ」72.1% 、2位は「なす」61.7%、3位は「さつまいも」59.6%。「健康な食生活のために必要」1位は「ごぼう」57.0%、「栄養価が高い」1位は「ほうれん草・小松菜・青梗菜」57.2% 。

【調査結果】

1.野菜好きは全体の85%、男性より女性で多く、50代女性が最多
8月31日が「野菜の日」であることから、野菜の好みを調査した。まず、野菜の好き・嫌いを5段階で聞いたところ、「好き」「まあ好き」の合計は全体では85.4%であった。逆に「どちらかというと嫌い」「嫌い」は合計3.7%と極めて少数派であった。性年代別では、男性より女性、若年より高齢で野菜好きが多くなる傾向にあり、最多は50代女性の93.0%であった。

2. 野菜不足を感じている人は38%。男性20~50代では40%以上が野菜不足を実感
普段の食事の中で野菜の摂取状況を聞いた。「野菜しか食べない」は0.2%、「毎食野菜中心」が9.9%、と約1割がベジタリアン的な食生活をしており、「野菜が中心ではないが、だいたい摂れている」の50.8%を足した6割程度の人は野菜十分な食事をしているとの回答。逆に「十分ではないと思う」の野菜不足派は37.9%であった。性年代別では、男性の20~50代で「十分ではないと思う」が4割を超えており、野菜不足を感じているようだ。

3.家でよく食べる野菜、TOP3は「キャベツ」「たまねぎ」「じゃがいも」
家でよく食べる野菜について28品目と「その他」「当てはまるものはない」の30の選択肢で聞いた。よく食べる野菜1位は「キャベツ」で82.4%。続いて2位は「たまねぎ」で78.3%、3位が「じゃがいも」で73.6%と比較的安価で日持ちのする品目がTOP3であった。性年代別には、こちらでも女性・高齢で全体的によく食べる品目が多く回答されており、野菜を多く摂る食生活を送っている様子だ。一方、男性・若年ではよく食べる野菜の回答が少なく、特に20代男性では「当てはまるものはない」が全性年代中唯一、10%を超える回答となっている。

4.外食・中食で食べたい野菜、TOP3は「トマト」「アスパラガス」「キャベツ」
外食や中食で食べたい野菜については、1位が「トマト・ミニトマト」で31.7%。2位は「アスパラガス」で30.1%、3位は「キャベツ」で29.0%であった。性年代別で見ると品目で男女の好みの差が大きく、男性では40・50代を中心に「キャベツ」「たまねぎ」「じゃがいも」が人気で、これは前ページの家でよく食べる野菜TOP3と同じ品目だった。一方、女性では30・40代を中心に「アスパラガス」「ほうれん草・小松菜・青梗菜」「ブロッコリー」「カイワレ・クレソン・スプラウト」「れんこん」「ごぼう」「トウモロコシ」「ゴーヤ」「セロリ」などの品目が人気であった。

5.意識して摂るようになった野菜、1位は「トマト」。
男性では「キャベツ」「たまねぎ」、女性では「ほうれん草」「ブロッコリー」が多い
最近意識して多く摂るようになった野菜では、1位が「トマト・ミニトマト」で20.9%。2位が「ほうれん草・小松菜・青梗菜」で15.5%、3位が「たまねぎ」で13.3%であった。性年代別では、 女性の20・30代で「ほうれん草・小松菜・青梗菜」が2割以上と、他の性年代に比べて目立つ結果であった。また、男性60代での「たまねぎ」も2割を超えて突出している。全般的に、性別で見ると男性で「キャベツ」「たまねぎ」が多く、女性で「ほうれん草・小松菜・青梗菜」「ブロッコリー」が多いという傾向であった。これはP6の外食・中食で食べたい野菜の傾向とやや似ている。

6.増やした野菜の理由、1位「おいしいから、好きだから」。
「おいしいから、好きだから」多く摂るTOP3は「トウモロコシ」「なす」「さつまいも」
最近意識して摂るようになった野菜について、それぞれの理由を複数回答で聴取し、その理由をまとめたのが下図。どのような理由で野菜を意識して増やしたのかが傾向としてつかめるが、1位は「おいしいから、好きだから」が55.7%。2位が「健康的な食生活のために必要だと思うから」で53.1%、3位が「栄養価が高いから」で52.8%となった。次ページは、各理由別に多く挙がった野菜のTOP10をランキングしてみた。「おいしいから、好きだから」の1位は「トウモロコシ」、2位は「なす」、3位は「さつまいも」という結果であった。

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