「お弁当男子」に関する調査（10代～60代の社会人男女対象）
2017年09月05日キャリアデザインセンター（CDC）が運営する『typeメンバーズパーク』は、同メディアの会員向けに行った「お弁当男子」に関するアンケート結果を公開しました。
10代～60代の社会人男女139人にアンケートを実施。
【調査結果】
■4人に1人はお弁当男子に出会ったことがある
まずは、「あなたの現在の職場にお弁当男子（自作のお弁当を持参している男性）はいますか？」という質問から。「いる」と答えた方は約25％と少なめですが、4人に1人はお弁当男子と遭遇したことがあると言えそうです。
続いて「いる」と答えた方に、周囲のお弁当男子の特徴について聞いてみました。中にはかなりハイレベルな人もいるようで……。
【あなたの周囲のお弁当男子はどんな人ですか？】
・オシャレ男子（30代／女性／広告・メディア系）
・新入社員の中にイケメンのお弁当男子が1名いる（20代／女性／サービス系）
・可愛い、色とりどりのおかずだった（30代／女性／小売・販売系）
・豪快だけど食べごたえがあって美味しそうなお弁当を持ってきている（30代／女性／その他）
・先輩がお弁当男子で毎日奧さんの分も一緒に作ってあげているらしい（20代／女性／その他）
・新婚さん、新人さんに多い気がする（40代／女性／広告・メディア系）
【あなたの周りのお弁当男子～ハイレベル編～】
・お弁当というより、給湯室でプチ自炊を行っている人がいます。うどんを持ってきてゆでたり、野菜を下ごしらえしてきて持参したソースにあえてポトフっぽいものを作ったり（30代／女性／小売・販売系）
・日頃から無添加の素材にこだわっている健康志向で、デザートに甘酒も自分で作る程の女子力高い系お弁当男子がいます。「ドレッシングも手作りじゃないと意味がない」やら「マーガリンの入ったパンは食べるな」やら、私の食生活にもいろいろ突っ込まれます（30代／女性／IT・通信系）
・本格中華弁当を朝から仕込んで作ってくる先輩がいます。既婚者なのですが、家族を大切にしている感も伝わって、10割り増しくらいに見えます（30代／女性／IT・通信系）
・細マッチョを目指してダイエット中の人。パックの豆腐やゆで卵、温野菜やサラダチキンなど手の込んだものはないがすごく計算された内容のものを持参している（30代／女性／その他）
「家族の分も作っているらしい」という目撃情報も多く、想像していたよりずっとお弁当男子のレベルは高いようです。少し前なら「男のくせに料理なんて」という考えもあったかと思いますが、お弁当男子への印象は実際どうなのでしょうか？
■お弁当男子の好感度はかなり高い！
「『お弁当男子』をどう思いますか？」という質問に対して、60％以上の人が「良い！」と答えてくれました。「う～ん、ちょっと……」を選んだ人はたったの5％。お弁当男子への印象は概ね良いようです。「良い！」と答えた方の詳しい理由を見てみましょう。
【生活にゆとりのある感じがGOOD！】
・家事ができるのは好感度が高い。朝ちゃんと余裕があることも分かる（20代／女性／メーカー・技術系）
・中身が冷凍食品ばかりだったとしても、自分で弁当を詰める時間がある証拠なので、しっかりしている人なんだなと好感が持てる（20代／女性／サービス系）
・生活のリズムが整っていそうだし、健康的に見える（20代／女性／メーカー・技術系）
・家事、料理だけでなく、効率的に時間を使える人だと読み取ることができる（20代／女性／サービス系）
・正直憧れる。手間をかけて作れるのはえらい（20代／男性／広告・メディア系）
・気持ちと生活に余裕があってうらやましい（40代／男性／メーカー・技術系）
【理想の旦那様です】
・結婚したら、すごくおいしいご飯を作ってくれそうとか、休日に朝食を作ってくれる姿を想像してしまいます（30代／女性／IT・通信系）
・自分の旦那さんも、お弁当男子になってくれたらいいなーと思う（20代／女性／その他）
【その努力を尊敬】
・料理ができる人はステキだし、頑張ってる努力がすごいと思う（20代／女性／その他）
・料理は女性だけのものじゃないし、そういったことを毎日継続してできるのは素敵（30代／女性／金融系）
「う～ん、ちょっと……」と答えた方もほとんどが「悪くないけど、外食には誘いにくい（30代／女性／サービス系）」という理由。一緒にランチに出かけるのもステキなコミュニケーションですよね。お弁当男子はまだまだ少数派ですし、お弁当生活で孤独にならないようにたまにはサボってみてもいいかもしれません。
次に、お弁当男子本人にいろいろ聞いてみましょう。男性限定で「あなたは日頃、自分で作ったお弁当を職場に持参していますか？」と聞いてみました。
「はい」「日常的ではないがしたことがある」を選んだ人を合わせると5割弱の方がお弁当を作って出勤したことがあるという結果に。編集部の予想をはるかに超える数字！今回は男性にしか聞いていませんが、もしかしたら女性の方が少なかったんじゃ……。
お弁当の中身について詳しく聞いてみると、年代別に傾向があることが分かりました。
【おかずはほぼ一品勝負の20代】
・料理はあまり得意ではないため麻婆茄子の素を使って家を出る1時間前に完成させて家を飛び出ています（20代／男性／サービス系）
・肉じゃがを大量に作りもっていきます（20代／男性／IT・通信系）
・プロテインパンケーキ（20代／男性／その他）
・オートミール、ゆで卵、ブロッコリー（20代／男性／金融系）
・白ご飯とサラダを別々のタッパーに入れて持参し、コンビニでからあげやコロッケなどを買って補う（20代／男性／その他）
【ひたすら冷凍食材を活用する30代】
・ハンバーグなど冷凍保存できるものをたくさん作り冷凍保存。他は市販の冷凍食品（30代／男性／サービス系）
・晩御飯のおかずを多めに作って冷凍して、弁当には別の日の晩のおかずを使う（30代／男性／その他）
・大量に作ったお惣菜をメインに、余ったスペースは冷凍食品で埋めています（30代／男性／メーカー・技術系）
・冷凍チャーハンを温めただけ（30代／男性／メーカー・技術系）
・ご飯は冷凍しておいたものを職場の電子レンジで温めている（30代／男性／IT・通信系）
【品数多め＆弁当スキルが高い40代、50代】
・サンドイッチやおにぎり、あとはサラダ、からあげ、卵焼きなどを、弁当箱じゃなくて袋に入れて、持ち帰りの手間は省いています（40代／男性／サービス系）
・だいたいおにぎり弁当。ごはんを少しだけ軟らかめに炊くと、おにぎりを作るにはちょうどいい（40代／男性／サービス系）
・生姜焼き、ミニトマト、野菜、卵焼き、ウインナー、梅干し弁当（50代／男性／その他）
【調査概要】
調査方法：typeメンバーズへのWebアンケート「第10回テーマ：意外と知らない『お弁当男子』の真実」
調査期間：2017/07/03 ～ 2017/07/31
有効回答者数：20代～60代の男女139名
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