家電に関する調査(20~69歳の男女対象) 

2018年06月14日

マクロミルは、家電の利用実態や意識について、全国20~69歳の男女1,000名を対象に調査しました。

調査TOPICS


  • 家電購入時の重視ポイント、1位「価格の安さ」66%、2位「品質」54%。「最新モデル」はそれほど重視されていない傾向
  • 「時短家電」の家庭での所有率は12%。時短家電の所有家庭にある製品1位は「ロボット掃除機」で、66%にのぼる
  • 約3割の家庭で、今後「時短家電」の購入予定アリ。購入予定家電は、1位「ロボット掃除機」、2位「食器洗浄機」
  • 「スマート家電」の認知・所有状況は?意味まで説明できる人は17%にとどまり、所有率はわずか6.2%

調査結果


■家電購入時の重視ポイント、1位「価格の安さ」66%、2位「品質」54%。「最新モデル」はそれほど重視されていない傾向

全国20~69歳の男女1,000名を対象に、家電を購入する際に重視するポイントについて尋ねました。最も多かったのは「価格の安さ」66%、次いで多かったのが 「品質の高さ」54%でした。価格と品質が2大重視ポイントのようです。以下、「部屋の置き場所や収納場所に適したサイズ感」47%、「好みのメーカー・ブランド」41%、「省エネ性」40%と続き、見た目や機能に関する項目も上位に並びました。

一方で、「最新モデルであること」を重視している人は8.9%でした。次々と新製品が出ている家電業界ではありますが、“新モデルが出たから買おう”という思考になる人は1割弱であることがうかがえます。

■「時短家電」の家庭での所有率は12%。時短家電の所有家庭にある製品1位は「ロボット掃除機」で、66%にのぼる

次に、ロボット掃除機をはじめとした、家事にかかる時間を減らすことができる「時短家電」について、家庭における所有状況と購入意向を尋ねました。

家庭に時短家電が「ある」人は全体の12%にとどまり、「ない」が大半の88%を占める結果となりました。年代別に確認すると、所有率は9%から15%の間で大きな差は見られず、世代を問わず時短家電の普及率はまだ高くないことが分かりました。

続いて、家庭に「時短家電」があると回答した119名へ、所有する具体的な時短家電※1を尋ねたところ、最も多かったのは「ロボット掃除機」で66%、続いて「電気ケトル」58%、「食器洗浄機」53%という結果でした。
※1:以下の11項目から複数回答で聴取(ロボット掃除機、電気ケトル、食器洗浄機、スチームアイロン、乾燥機付き洗濯機、ブレンダー・フードプロセッサー、多機能オーブン、電気調理鍋、電気圧力鍋、衣類乾燥機付き除湿機、ロボット拭き掃除機、その他(自由回答))

■約3割の家庭で、今後「時短家電」の購入予定アリ。購入予定家電は、1位「ロボット掃除機」、2位「食器洗浄機」

それでは、今後「時短家電」の購入を検討している家庭はどのくらいあるのでしょうか。また、購入しようと考えている「時短家電」は何が多いのでしょうか。全体に対して尋ねました。

その結果、今後家庭で「時短家電」を購入予定があると回答した人は28%でした。現在の「時短家電」所有状況別に確認すると、既に時短家電を持っている家庭では48%、持っていない家庭でも25%が、購入予定があると回答しています。「時短家電」を既に持っている家庭の方が、その便利さを実感するからでしょうか、購入予定は約2倍高い結果となりました。

また、購入予定者278名に、購入を予定している「時短家電」の種類を確認すると、最も購入予定の多かった時短家電は「ロボット掃除機」37%でした。2位以下は「食器洗浄機」24%、「電気ケトル」21%、「スチームアイロン」21%、「多機能オーブン」19%と続きます。

現在の「時短家電」の所有状況を見ても、今後の購入予定を見ても、「ロボット掃除機」の人気が高いことが分かります。

■「スマート家電」の認知・所有状況は?意味まで説明できる人は17%にとどまり、所有率はわずか6.2%

続いて「スマート家電」についても尋ねました。「スマート家電」とは、インターネットに接続し、家の外からでもスマートフォンで操作したり、電力使用状況などの情報を確認したりすることができる家電です。

まず認知度について確認しました。スマート家電を「知っており、どのような家電か説明できる」人は17%にとどまり、「言葉は聞いたことはあるが、説明はできない」64%、「聞いたことがない」20%という結果に。“最近よく聞く言葉だけれど、具体的にはどういうものなのかよくわかっていない”という人が多い様子がうかがえます。

続いて、家庭における「スマート家電」の所有状況について、スマート家電とは何かを説明した上で尋ねました。その結果、家庭での所有率はわずか6.2% に留まりました。スマート家電の普及率は、時短家電以上にまだかなり低いことがわかります。なお、年代別に所有状況を確認すると、20代・30代では1割程度、40代以上では5%未満でした。若い世代の方が、所有率が高いことが分かります。

調査概要


調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2018年5月24日(木)~2018年5月25日(金)

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