都道府県別ごはん事情調査(20~69歳の男女対象) 

2018年07月27日

さとふるは、ふるさと納税のお礼品として人気が高いお米に関するアンケート調査結果を公開しました。

調査結果の詳細


朝食はやっぱりごはん派? ごはん派が多い県、少ない県とは?

一日を元気に過ごすためのエネルギー源として欠かせない朝食。しっかり食べる「ごはん派」、忙しい朝の時間でもサッと食べられる「パン派」に分かれるという話はよく聞きますが、都道府県によって違いはあるのでしょうか?「朝食ごはん派」が多い県、少ない県があるのか、調査してみました。

「ごはん派」が多い県の上位は、岩手県・山形県(68.0%)。ついで、青森県・長野県・宮城県(62.0%)、秋田県・群馬県(60.0%)、福島県(58.0%)、宮崎県・沖縄県(54.0%)という結果でした。一方で、「ごはん派」が最も少なかったのは、ダントツで兵庫県(12.0%)。次に少なかった愛媛県(22.0%)を大きく引き離しました。「ごはん派」が多い地域の顔ぶれを見てみると、北日本が多く、逆に、「ごはん派」が少ない地域は、関西地方に多い傾向にあります。地域によって、朝食における文化の違いが浮き彫りになりました。

朝食ごはん派が多い県は、お米の収穫量が多い米どころ?

「朝食ごはん派」が多い県について、お米の収穫量を見てみると、お米の収穫量上位の県が多いことがわかります。

もともと稲は高温多雨な環境で育つ作物ですが、東北地方では、縄文時代後期から稲作が行われていたため、次第に寒さに強い品種だけが残っていったといわれています。さらに、明治時代になると、品種改良が行われるようになり、寒さに強いだけでなく、たくさん収穫できて美味しい品種が数多く誕生しました。それらの品種は、広い水田、豊富な水、夏の日照時間の長さ、昼夜の気温差という条件を満たした東北地方での栽培に適しています。長い年月をかけて品種改良されたお米は、天候の影響や病気に強いだけでなく、歯ごたえや舌触り(硬さや粘り)などを含めた美味しさも進化しています。

実際に「朝食ごはん派」からは「米農家だから」(30代女性/岩手県)という声のほか、「パンに比べて腹持ちがいいから」(30代女性/岩手県)という意見も多く見られます。粒食であるごはんは、緩やかに血糖値が上がるため、パンに比べて長時間満腹感を維持できることも、朝食に選ばれる理由といえそうです。

番外編 朝食パン派が多い県

1位 兵庫県
2位 奈良県
3位 大阪府
3位 愛媛県
5位 京都府
5位 愛知県

「朝食パン派」には、関西・近畿エリアの県が多くランクインしています。総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング 平成27~29年」によると、年間のパン支出金額トップ5は、京都市(38,915円)、神戸市(38,179円)、岡山市(36,900円)、堺市(36,855円)、大阪市(36,335円)とすべて関西・近畿エリアであることから、「朝食パン派」との関係性がうかがえます。

歴史的背景として、「朝食パン派」トップの兵庫県にある神戸市では、1868年の開港をきっかけに、海外からさまざまなものが輸入され、1869年には外国人居留地で神戸初のパン屋も誕生していたといわれています。開港当時は雑居地も存在し、庶民が直接海外文化に触れる機会も多かったことから、パン食などの文化も他地域より早く浸透したとされており、朝食にパンが選ばれる理由になっているようです。

日本人はごはん硬めが好き! やわらかめ派は1府3県のみという結果に

日本には、お米の産地やブランドだけでなく、炊飯器や水加減まで、主食であるごはんにこだわりを持っている人が多くいます。特に、炊き上がりを左右する水加減は大きく好みが分かれます。まず、全国平均で見ると、硬め(50.0%)、やわらかめ(33.4%)、こだわりなし(16.6%)と、硬めを支持する人が多い傾向にあり、上位県では硬めが6割を超えています。また、少数派ですが、佐賀県、石川県、三重県、京都府の1府3県はやわらかめを好むことがわかりました。

ごはんの硬さの好みについて「西がやわらかく、東が硬い」といわれることがあります。この説の仮説として、緯度の違いが挙げられます。日本は東にいくほど緯度が上がり、東北地方や北陸地方では積雪のために、冬に野菜作りができない地域が多くありました。そこで、冬にも野菜を食べられるように、長期保存できる漬物の習慣が発達したといわれます。漬物は干して乾燥させた野菜を使うため、歯ごたえがあり、ごはんも硬いものが好まれるとされています。また奈良県、和歌山県、大阪府南部、京都府の一部、山口県など西日本の一部では、今でも朝におかゆを食べる家庭も多く、もともとやわらかいごはんを好む文化が定着しているのかもしれません。

宮城・群馬県民の胃袋は、硬めのごはん×納豆でつかめる!

あなたが好きな「ごはんのおとも」は何ですか?(3つまで)
人気の「ごはんのおとも」トップ3は、納豆(49.9%)、卵(37.1%)、海苔(31.3%)という結果でした。納豆の人気は、特に東日本(北海道60%、東北地方67.8%、関東地方56.1%)で高いことがわかります。一方、海苔は、西日本(近畿地方38.3%、中国地方38.9%、四国地方34.6%、九州地方38.7%)で好まれる傾向にあります。

東日本で納豆が好まれる理由の一つに、もともと雪深い米作地帯で多く作られ、魚や野菜などに代わるタンパク源として食べられていたことが背景にあります。温暖な気候で、魚がいつでも手に入る西日本では、納豆を作る習慣がなく、逆に海の幸である海藻から作る海苔を食べる機会が多くあったのかもしれません。

さらに、「ごはんの硬さ」と「ごはんのおとも」の2つの関係性を見てみると、納豆支持1位(80.0%)の宮城県、納豆支持2位(72.0%)の群馬県は、ごはんやわらかめを支持する人がどちらも約3割なので、朝食は硬めのごはんと納豆で胃袋をつかめる確率が高いといえそうです。

調査概要


実施期間:2018年6月1日~2018年6月4日
調査手法:インターネット調査
実施主体:株式会社さとふる
実施機関:株式会社エコンテ
調査名:生活に関するアンケート
調査対象:全国の20~69歳の男女2,350人(各都道府県50人)

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