「フードロス・賞味期限」に関する調査(30代~60代既婚女性対象) 

2018年08月01日

ドゥ・ハウスは、30代~60代の既婚女性を対象にした「フードロス・賞味期限」に関する調査結果を発表。

近年、フードロス(食品ロス)が様々な点で問題になっています。
2018年6月、環境省は2030年度までに家庭系食品ロス量を、2000年度の半分にまで減少させるという目標を発表しました。食品廃棄量の半分は家庭から発生しているため、この目標達成のためには生活者の廃棄物を減らそうという行動が大切になってきます。今回の調査では、フードロス、賞味期限について調査しました。

調査サマリ


  • 賞味期限と消費期限の違いを知っている人は93%と高く、賞味期限は食べられなくなる期限でないことの理解は進んでいる
  • 調味料や加工食品を捨てた経験のある人は77.5%にのぼり、その理由は「変色・腐敗はないが賞味・消費期限をすぎてしまったから」が最多
  • 賞味期限・消費期限を切らしてしまったことがある人は92.0%と非常に多く、期限を切らしてしまう理由は「存在を忘れてしまったから」がトップ
  • 「フードロス」の認知は76.1%と高いが、政府広報等で使用されている「お茶碗約1杯分の食べ物が捨てられている」という表現では、廃棄量の多さを感じない人が約半数

調査結果


賞味期限と消費期限の違いを知っている人は93%
賞味期限は、食べられなくなる期限でないことの理解は進んでいる

賞味期限と消費期限の違いを知っているか聞いたところ、「かなり詳しく説明できる」「ある程度説明ができる」「なんとなく知っている」を合わせて93%と非常に高いことが分かりました(図1)。

次に、賞味期限と消費期限の違いを知っていると回答した人に、それぞれについての説明文*1を提示し、正しく理解していたか聞いたところ、賞味期限については「正しかった(45.1%)」と「おおむね正しかった(47.5%)」を合わせて92.6%の人が、消費期限については「正しかった(43.0%)」と「おおむね正しかった(46.8%)」を合わせて89.8%の人が、正しく理解していたと回答しています(図2)。混同されやすい2つの期限ですが、賞味期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではないことは、非常に多くの人に理解されているようです。

*1…賞味期限は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。
消費期限は「安全に食べられる期限」のこと、期限を過ぎたら食べないようにする。

調味料や加工食品を捨てた経験のある人は77.5%。
理由は、「変色・腐敗はないが賞味・消費期限を過ぎてしまったから」が最多

調味料や加工食品を捨てた経験について聞くと、77.5%の人が「ある」と回答しています。その理由として「変色・腐敗はないが、賞味期限・消費期限を過ぎてしまったから」が60.6%と最も高く、2位の「腐敗・カビなど傷んでしまっていたから(42.8%)」と20ポイント近い差となっています(図3)。

先に述べたように、賞味期限に関しては、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるものではないことは理解されているにもかかわらず、実際には、腐敗や臭いの変異等がなくても期限が過ぎているために捨ててしまっている実態が見て取れます。無駄な廃棄を減らすためには、賞味期限が過ぎていても食べられる基準などを示すことが必要かもしれません。

賞味期限・消費期限を切らしてしまったことがある人は92.0%
期限を切らしてしまう理由は「存在を忘れてしまったから」がトップ

賞味期限・消費期限を切らしてしまったことがあるか聞いたところ、92.0%の人が「ある」と回答しています。その理由として「存在を忘れてしまったから」が60.3%と最も高くなっています(図4)。

しかし、廃棄量を減らすために工夫をしていることを自由回答で聞いてみると(一部抜粋)、「日頃から冷蔵庫の在庫を確認しておく。(60代女性)」「買い置きを、普段よく目につく場所に置くようにしている(60代女性)」など、意識をしている様子が伺えます。

「フードロス」の認知は76.1%と高いが、「『お茶碗約1杯分』の食べ物が捨てられている」という表現では、廃棄量の多さを感じない人が約半数

フードロスの認知について聞いたところ、76.1%の人が「知っている」※2と回答しており、言葉の認知率は高くなっています(図5)。
※2…「かなり詳しく説明できる」「ある程度説明ができる」「なんとなく知っている」の合算

しかし、政府広報などで使われている廃棄量の例え「日本人一人あたり、毎日『お茶碗約1杯分』の食べ物が捨てられている」に対しては、「思ったよりも少ないと思った」と回答する人が半数近くとなり、この表現では廃棄量の多さ・危機感が伝わっていないようです。(図6)。食品廃棄量の多さについて分かりやすい表現で伝えていかないと、フードロスの認知が高まっても、廃棄量を減らす個々人の取り組みが進みにくいかもしれません。

食品流通業界の「3分の1ルール※3」については、特定業界のルールにもかかわらず52.7%の人が認知しています※4(図7)。「3分の1ルール」の認知率が高いのは、フードロスがメディアで特集される際に、一緒に取り上げられることも多いからなのかもしれません。

※3…まだ賞味期限があり、味や品質に変わりがないにも関わらず、店頭で販売できなくなる食品流通業界ルール。製造日から賞味期限までの3分の1を経過すると納入不可、3分の2を経過すると納入販売不可とするもの。
※4…「かなり詳しく説明できる」「ある程度説明ができる」「なんとなく知っている」の合算

調査概要


「フードロス」に関するアンケート
●調査期間:2018年6月28日(木)~2018年7月2日(月)
●調査手法:ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。30代~60代の既婚女性を対象に有効回答を871人から得た。

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