温泉やグルメについての意識調査(日本RV協会ホームページ閲覧者対象) 

2018年09月10日

日本RV協会は、キャンピングカーを所有(ユーザー)または興味を持っている方に「温泉・グルメ」についての調査を行ないました。
今回の調査の目的は、旅の目的として挙げられる温泉やグルメについて、実際ユーザーがどの程度の意識を持ちながら行動しているのか、その実態に迫ること。調査の結果から、ユーザーにとっては実質主義的な観点で行動を決めている実態が見えてきました。

調査結果


■旅先での温泉利用経験はほぼ100%

旅先で温泉を利用したことがある人は全体の99.4%という高い比率でした[図1]。誰もが一度は温泉を利用したことがあると言っていい比率となっています。旅の途中では入浴施設の利用が必須ですが、その際、温泉という選択肢は非常に魅力的な存在なのでしょう。実際の意識を調査するために、旅の目的が温泉だったかを聞いたところ、全体の60.8%が温泉を目的にしていることが分かりました[図2]。しかし、旅の途中において必ず温泉を探す人は全体の23.6%、近くに温泉があれば利用する人が53.9%、温泉にはこだわらない人が22.4%という結果が出ています[図3]。入浴施設に温泉を積極的に探す人は全体の2割弱にとどまり、過半数以上となる多くの人が、旅先の近くに温泉があれば立ち寄るという行動パターンでした。

■温泉選びは価格と営業時間

積極的、消極的に関わらず、温泉を利用しようとする人にとって、温泉選びの基準は何なのかを聞いてみました。すると、その理由に、雰囲気、湯種、知名度などを抑えて、入浴料金という回答が全体の35.6%、営業時間が25.9%という結果となり[図4]、ユーザーの実質的な判断基準が浮かび上がりました。これは長期の旅行となるキャンピングカーユーザーの特性ともいえ、毎日の入浴コストを抑えようとしている姿勢と考えられます。また、自由に行動できることから、夜間や早朝など、時間を気にしないで入浴施設を利用したいという、行動パターンの表れともいえるでしょう。

それでは、コストを気にする人にとって、入浴料金はいくらぐらいが妥当といえるのでしょうか。約600円と答えた人が最も多く[図5]、全体の7割を超えています。温泉施設での飲食に関しては、全体の54.6%がドリンクを飲む程度としており[図6]、温泉施設での食事はそれほど多くないことも分かりました。それでは、温泉を利用するユーザーは、温泉施設のどこに魅力を感じているのかを聞くと、くつろぎと答えたユーザーが最も多く[図7]、全体の58.8%を占めました。コストを抑えながらも、のんびりと体を休ませることが、キャンピングカーユーザーの求める温泉利用方法だったようです。

■食事は旅の目的となるか

前述で温泉施設を利用の比率が高い割に、温泉施設で食事をする比率が少ないという調査結果が出ました。それでは、キャンピングカーユーザーはどこで食事をしているのでしょうか。温泉施設での食事よりも比率が多かった場所は、全体の32.9%を占める郷土料理店、28%が道の駅、12.8%が高速道路のサービスエリアやパーキングエリアとなっています[図8]。道の駅、サービスエリアなどは地域の特性を打ち出していることが多いので、多くのユーザーが旅先での名物や郷土料理を食事に求めていることが分かります。また、食事が旅の目的となりうるかを聞いたところ、「はい」と答えた人が52.4%となり[図9]、多くの人が食事を旅の楽しみとしてとらえていることが分かりました。これは、温泉を目的にする人よりも比率が低く、数値的には旅の目的としての食事の魅力は若干弱くなりましたが、旅先での食事にはこだわりたい人が多くいたことも表しています。

温泉施設利用時に多くの人がコストを気にしていましたが、食事の場合はどのようなコスト感覚があるのでしょうか。食事に対する妥当な金額を聞いてみたところ、食事が旅の目的であった人にとって、上限2,000円とする人が最も多く[図10]、全体の31.7%。食事が旅の目的ではなかった人にとっての妥当金額は、上限1,500円とする人が最も多く[図11]、全体の42.4%を占めました。やはり、食事を旅の目的にしている人の方が、やや高めの結果になっています。また、食事を旅の目的にしている人にとって、上限2,000円以上とする人の比率は55.5%という高い数値になっているのも特徴といえます。

■活発なキャンピングカーユーザーのグルメ旅

食べ物は季節ごとの旬がありますが、キャンピングカーユーザーにとって、季節とグルメは関連性があるのでしょうか。そこで、食事を旅の目的にしたことのある人を対象に、シーズンごとにグルメの目的があるかを聞いたところ、「はい」と答えた人が44.3%となり過半数を切る結果となりました[図12]。しかし、「はい」と答えた人に、グルメのベストシーズンを聞いたところ、1年中と答えた人が最も多く全体の48.3%という結果になっています[図13]。各シーズンごとに食べたい食事を決めて、いろいろな場所へ季節を気にしないで出かける、というキャンピングカーユーザーの活発な活動パターンも見えてきました。

食事の場所に郷土料理店を選んだ人が多かったのですが、食事をする場所選びで気にすることを聞いたところ、地元の名物(43.9%)、地産地消(26.1%)という基準が上位に挙がってきました[図14]。また、魅力を感じる素材を聞いたところ、最も人気が高かったのは海鮮で全体の66.9%に達しています[図15]。全国各地の海鮮を求めて、各シーズンごとに行動しているキャンピングカーユーザーの行動パターンが分かります。そして、その行動を実現させるためにキャンピングカーの存在は大きかったようです。キャンピングカーがあるからこそ、旅での食事が充実すると感じている人は全体の77.6%[図16]。その理由は行動力、宿泊性能などが上位に挙がり[図17]、キャンピングカーらしさを感じながらグルメ旅を楽しんでいる様子が見えてきました。また、そのような経験をしているユーザーが多いからか、他の方におすすめしたい地元のグルメがあると答えた人が6割となり[図18]、キャンピングカーユーザーの情報発信力にも期待できる結果となっています。

調査概要


調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2018年7月18日(水)~2018年8月17日(金)

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