アレルギー疾患のある子供に関する調査~3歳児全都調査と保育施設等を対象とした施設調査 

2015年05月28日
東京都は、アレルギー疾患に関する子供の実態を把握するために、3歳児全都調査(平成11年度から5年ごとに実施)及び保育施設等を対象とした施設調査(平成21年度に初回実施)を行いました。
この調査結果は、今後のアレルギー疾患対策の基礎資料として活用していきます。

【調査結果】

アレルギー疾患に関する3歳児全都調査


(1)調査対象
平成26年10月の3歳児健康診査受診者とその保護者

(2)主な調査結果
・3歳までに何らかのアレルギーの症状が有り、かつ診断されている児は約4割であった
・食物アレルギーは15年前の調査開始時から一貫して増加していた
・食物アレルギーと診断された児で出現した症状のうち、ショック症状※を経験した児も約1割であった
・食物アレルギー疾患を診断された児のうち、4人に1人が誤食により症状が出たことがあった

※ショック症状:本調査では、意識がない、意識もうろう、ぐったり、尿や便を漏らす、脈が触れにくい、唇やつめが青白い、のいずれかの症状を指す。

アレルギー疾患に関する施設調査

(1)調査対象
都内に所在する全ての保育施設、幼稚園、学童保育等

(2)主な調査結果
・8割を超える施設に、食物アレルギーのある園児・児童が在籍しており、アレルギー疾患のり患状況でも、食物アレルギーが最も多かった
・過去1年間に約2割の施設で食物アレルギーを経験し、そのうちの約6割が初発(症状が出る前に原因食物と診断されておらず、初めて症状を経験した場合)であった
・9割を超える施設が、食物アレルギーのある園児・児童を受け入れると回答し、6割以上の施設が、エピペン(R)を処方されている園児・児童を受け入れると回答した
・9割を超える施設で、アレルギーに関するガイドラインやマニュアル等を整備していた

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[東京都]
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