「和食」をテーマにした世界20ヶ国・地域インバウンド調査 

2015年10月02日
日本能率協会総合研究所は、海外パネルを対象としたリサーチ会社大手のリサーチ・ナウジャパン合同会社と共同で、2020年の訪日外国人2,000万人達成の目標に向けて成長を続けるインバウンド市場において、国内の自治体や民間団体の戦略立案を支援するため、世界20カ国・地域の海外旅行経験者・意向者を対象としたインバウンド調査を2015年4月17日~5月18日に実施。

本調査では、国内の観光資源として注目が集まる「スポーツ」と「和食・食文化」に着目し、「歴史文化」、「温泉」、「祭り」等の他の観光資源と合わせて、インバウンド戦略におけるポテンシャルを測定しています。

【主な調査結果】

◆1.訪日の動機として、「食文化・料理」は 66.2%と最も上位で、「歴史・伝統文化」や「自然・景色」とともに訪日動機の TOP3。他の国・地域と比べても、「食文化・料理」の魅力が高い。

◆2.「和食」の【喫食経験率】は 77.6%と高い。また、「和食」のユネスコ無形文化遺産登録の【認知度】は 50.9%と半数以上。さらに、「和食」への【関心度】は 68.8%と 7 割弱と高い関心。

◆3.「和食」のイメージは、“ヘルシー”、“伝統的な料理”、“おいしい”、“栄養バランスがよい”等が上位。一方、“特にイメージがない・わからない”は 2 割強。


【調査概要】
・調査名:世界 20 カ国・地域インバウンド調査~「スポーツ」「和食・食文化」に着目して~
・目的:海外居住者における「スポーツ」「食」の意識・実態を把握するとともに、それらを含む日本の観光資源のポテンシャル等を測定し、インバウンド戦略を立案するに資するデータを整備すること。
・方法:マルチデバイスによるオンラインリサーチ(PC に加え、スマートフォン等からのアクセスに対応したリサーチ)
・対象者:海外 20 カ国・地域に居住する一般消費者のうち、3 年以内に宿泊を伴う海外旅行に行った経験がある方、もしくは今後 3 年以内に行きたい方
・対象国・地域: 韓国、台湾、中国、米国、香港、タイ、豪州、英国、シンガポール、マレーシア、フランス、 カナダ、インドネシア、ドイツ、フィリピン、ベトナム、インド、イタリア、スペイン、ブラジル
・標本数:4,000 名(1 カ国 200 名×20 カ国)
・期間:2015 年 4 月 17 日(金)~2015 年 5 月 18 日(月)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本能率協会総合研究所]
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