世界の小売業ランキング2019 

2019年04月03日

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、今年で調査開始から22回目を迎えるGlobal Powers of Retailingの最新版を日本語訳したレポート「世界の小売業ランキング2019」を発表しました。

本レポートは、全世界の小売企業から2017年度(2018年6月までを期末とする事業年度)の売上高上位250社をランキングにまとめ、地域、セクター、チャネルごとに分析しているほか、小売業における最新のトピックスをまとめています。
今回の調査結果として、上位250社の総小売売上高合計は4兆5,300億米ドル(前年度は4兆4,100億米ドル)、平均小売売上高は181億米ドル(前年度は176億米ドル)、2011~2016年度における小売売上高の年平均成長率は3.3%となりました。今年度、トップ5の顔ぶれが3年ぶりに変動し、Amazon.comが4位にランクイン、初のトップ5入りとなりました。なおWalmartは21年以上連続で1位にランクインしています。

今回、日本企業でトップ250入りした企業数は昨年より1社減の31社で、最上位は13位にランクインしたイオン株式会社です。また今回、株式会社大創産業が初のトップ250入りを果たしています。

主要分析結果


  • 2017年度の世界の小売企業上位250社の総小売売上高は4.53兆米ドル、平均小売売上高は18億ドルであった。
  • 上位250社の83%にあたる208社が小売売上高を拡大した。
  • 上位250社の地域別構成比では欧州が最も高く87企業(34.8%)がランクインし、売上高の構成比も33.8%を占めた。
  • 上位10社は海外展開を強化しており、その展開国数は上位250社平均の10ヵ国に対し、上位10社の平均は13ヵ国を数える。中でも欧州の小売企業は成熟した本国市場の外に成長の活路を見出そうとしとしており、最も海外展開に積極的である。
  • 商品セクター別の構成比では、日用消費財が最も高い。上位250社の55.2%にあたる138企業がランクインし、2017年度の小売売上高では66.2%を占めている。
上位10社の小売企業(2017年度)

1 Walmart(旧Wal-Mart Stores, Inc.)米国
2 Costco Wholesale Corporation 米国
3 The Kroger Co. 米国
4 Amazon.com, Inc. 米国
5 Schwarz Group ドイツ
6 The Home Depot, Inc. 米国
7 Walgreens Boots Alliance, Inc. 米国
8 Aldi Einkauf GmbH & Co. oHG ドイツ
9 CVS Health Corporation 米国
10 Tesco PLC 英国

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[デロイト トーマツ グループ]
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