カットフルーツの取扱いに関する意識・意向調査(食品小売業対象) 

2014年07月31日
農林水産省は、カットフルーツの取扱いに関する意識・意向調査を実施。
この調査は、平成26年5月上旬から中旬にかけて、農林水産情報交流ネットワーク事業の流通加工業者モニター(食品小売業)189人に対し実施し、147人から回答を得た結果である。

【調査結果の概要】

1 果実の取扱状況
-7割の食品小売業者が果実の取扱いがあると回答-
果実の取扱状況について、果実の取扱いがあると回答した割合は70.7%であり、そのうち「年間を通じて国産果実・外国産果実の両方の取扱いがある」と回答した割合が46.9%と最も高く、次いで「時期により国産果実又は外国産果実の取扱いがある」(12.9%)、「年間を通じて国産果実のみの取扱いがある」
(10.9%)の順であった。

2 カットフルーツについて
(1) カットフルーツの取扱状況

-果実の取扱いがある食品小売業者の5割以上がこれまでにカットフルーツの取扱いがあると回答-
果実の取扱いがある食品小売業者において、カットフルーツの取扱状況について、これまでに取扱いがあると回答した割合は54.8%であり、このうち、「過去1年間に、年間を通じて取扱いがある」と回答した割合が32.7%と最も高く、次いで「過去1年間に、時期により取扱いがある」(15.4%)、「過去1年間に取扱いはないが、これまでに取り扱ったことがある」(6.7%)の順であった。

(2) カットフルーツの取扱開始時期
-8割が5年以上前にカットフルーツの取扱いを開始したと回答-
過去1年間にカットフルーツの取扱いがある者において、カットフルーツの取扱開始時期について、「5年以上前」と回答した割合が83.7%と最も高く、次いで「3~5年未満」(10.2%)、「1~3年未満」
(6.1%)の順であった。

(3) カットフルーツの売場
-9割がカットフルーツを生鮮果実売場で販売していると回答-
過去1年間にカットフルーツの取扱いがある者において、カットフルーツの売場について、「生鮮果実売場」と回答した割合が86.0%と最も高く、次いで「惣菜売場」(18.0%)、「デザート売場」(8.0%)の順であった。

(4) カットフルーツの販売量の変化(最近2~3年前との比較)
-8割が2~3年前と比較してカットフルーツの販売量が増えたと思うと回答-
過去1年間にカットフルーツの取扱いがある者において、2~3年前と比較してカットフルーツの販売量の変化について、「総じてやや増えたと思う」と回答した割合が53.1%と最も高く、次いで「総じてかなり増えたと思う」(22.4%)、「総じて変わらないと思う」(22.4%)、「総じてやや減ったと思う」(2.0%)の順であった。

(5) カットフルーツの販売量が増えた理由(最近2~3年前との比較)
-「カットフルーツに対する消費者の需要が増えた」が9割以上-
2~3年前と比較してカットフルーツの販売量が増えたと回答した者において、販売量が増えた理由について、「カットフルーツに対する消費者の需要が増えた」と回答した割合が94.6%と最も高く、次いで「取り扱うアイテム数が多様になった」(43.2%)、「店内加工を始めて、カットフルーツの品質が向上した」(37.8%)の順であった。

(6) カットフルーツの仕入れ(又は加工)方法
-6割が「生鮮果実を仕入れて、店内でカット・パックしている」と回答-
過去1年間にカットフルーツの取扱いがある者において、カットフルーツの仕入れ(又は加工)方法について、「生鮮果実を仕入れて、店内でカット・パックしている」と回答した割合が57.1%と最も高く、「時期や品目により、両方の場合(店内でカット・パック、カット・パックした状態のものを入荷)がある」と回答した割合も26.5%あった。また、「あらかじめ加工業者等がカット・パックした状態のものを入荷している」と回答した割合は6.1%であった。

(7) カットフルーツの内容(量、種類等)
-9割が「1種類の果実のみを使用した1~2人用」と回答-
過去1年間にカットフルーツの取扱いがある者において、カットフルーツの内容(量、種類等)について、「1種類の果実のみを使用した1~2人用のカットフルーツ」と回答した割合が93.8%と最も高く、次いで「1種類の果実のみを使用した3~4人用のカットフルーツ」(64.6%)、「複数の種類の果実を盛り合わせた1~2人用のカットフルーツ」(60.4%)、「複数の種類の果実を盛り合わせた3~4人用のカットフルーツ」(52.1%)の順であった。

(8) カットフルーツに利用している果実の種類
-9割が「すいか」、「メロン」、「パインアップル」と回答。その他、「キウイフルーツ」、「オレンジ」、「いちご」等多様な果実が利用されている-
過去1年間にカットフルーツの取扱いがある者において、カットフルーツに利用している果実の種類について、「すいか」と回答した割合が95.8%と最も高く、次いで「メロン」(91.7%)、「パインアップル」(87.5%)の順であった。

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[農林水産省]
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